トップセールスマンが活用するイエスバット・イエスアンド法をいかに恋愛の誘う場面や日常会話で使えばいいのか?を事例を含めてわかりやすく解説していきます。
また、ここではただのイエスバットやイエスアンドだけでなくその他に使える手法まで紹介していきましょう。
断られてからが勝負!提案を通してしまう方法
イエス・バット法やイエス・アンド法というのはセールスなど顧客から最終的にYES(購買)を引き出すための交渉の場面で使われている話法で、ある程度のイエスを引き出した同意を得て断りにくい状態を作ってから実際に説得の場面に入った際にノーが引き出された際にどうしても出てくるノーという状態をイエスに変えるために使われる話法です。
この話法は営業に特化して使われている場合が多いですが、全ての説得をする場面・・
デートに誘ったり自分の要求を通したりする際にも使うことができます。
今回、紹介するのはセールスなどでよく使われる5つ。
✓イエスバット(YES But)話法
✓イエスアンド(YES And)話法
✓イエスソーザット(YES So That)話法
✓イエスイフ(YES If)話法
✓イエスハウ(YES How)話法
を紹介していこうと思います。
イエス・バット話法
イエス・バット(YES But)話法というのは、相手の意見にいきなり反論をするのではなく「そうですね!(共感・同意)」と相手の意見を一度工程してから、その後「しかし(BUT)」とこちらの意見を説明する話法でセールスマンがクライアントの主張をマイルドに反論する話し方です。
例えば・・・
相手の反論に対して即座に「いやいや、そんな事言わず行こうよ!」と言ってしまえば相手の意見を全く受けとめもせずにこちらの要求を通そうとしているため“意見を受け止めてない事”“自分の要求を強引に通そうとすること”に不快感を強く感じさせてしまいます。
しかし、ここで一度受け止めるという行為。
をすることによって即座に反論をするよりも一度受け止める事・強引さを軽減することによって、反論を否定や批判と受け止められず不快感も薄くすることができるようになるのです。
でも、このイエスバット法ですがやはり・・・
一度受け止めているようには見えるけどBUTなので否定や批判的に聞こえるのは間違いないんですよね。
そこでさらに相手に与えるストレスを軽減するのが・・
イエス・アンド話法
なのです。一昔前ならばセールスも恋愛もこのイエス・バット法は効果的でしたが、現代でこれをやるとただ単に反論をしているだけと受け取られてしまいます。
そこで、セールスでイエス・アンド(YES And)話法がうまれたのです。
ただ単に「しかし(BUT)」を「実は(AND)」に変えただけですが、そもそも”しかし”という言葉自体に否定的な意味と受け止められるため「実は」「さらに」というように変えることによって肯定的な印象を与えることができるようになるのです。
明らかにBUTよりは印象は悪くはなりません。
ただ、これだとどちらにしても相手の意見を聞いていない事に変わりはない状態になってしまいます。
そこで・・・
このように3回(YES!)共感をしているので共感レベルが以前よりも深くなっています。
それに、相手の状況を理解しているのでよりよい提案が自ずとできるようになるのです。
それによってより断りにくくなっているし相手は自分の主張を受け入れられた事によってこの一連の会話を通じて相手は理解されていると感じてくれているのもあるので結果的に提案も受け入れてくれやすくなるのです。
イエス・ソーザット話法
他にも色々あるので紹介していきましょう。このイエス・ソーザット(YES So That)という話法はより強く相手をリードする効果のある話法になります。
これも先ほどと同じようにすぐに否定をするのではなく一度受け入れて、そこからそんな状況だからこそ相手にとって必要だと感じる提案をする話法です。
ただ、相手にとってあなたがする提案に的確な理由付けがない場合は、勢いやノリで返す話法になるので”論理的な人””合理的な人”には通用しない可能性が高いです。
イエス・イフ話法
先ほどのイエスアンド法ではいくつか、ヒアリングをしましたよね?あれは「相手の事を理解しようとする姿勢」があるので相手も心を開きやすく理解されている感を感じるので非常に有効です。
相手の状況を知ろうとせずに誘うと・・
強制的だと感じてオッケーするどころか避けられます。
例えオッケーしてくれたとしても嫌悪感が残ってしまうのです。
しかし、イエス・イフ(YES If)話法は相手を理解しようとすることによって新たな提案もできるようになったり、そのまま誘っていたらできなかった最後の一押しができるようになります。
明確に断っているのではない状態の場合は、「それとなく断ろうとしている」とも言えますが、逆に「イマイチ一手が足りないので後押ししてくれれば・・」「何か引っかかることがある」とも言えます。
そのため、「もし」を使って本当の決断できない理由を聞いていきましょう。
イエス・ハウ話法
そして、更にその理由をもっと明確にして相手が行きたい!と思える提案を知りたいのであるのならば、イエス・ハウ(YES How)話法もいいでしょう。
このように相手が満足できる条件を率直に聞くことによってオッケーをもらいやすくなる条件がわかるはずです・・・
が、この
・イエス・ハウ
・イエス・イフ
話法についてはそもそも提案をしてからしなくても、誘うまでのトークで引き出しておくのがいいかなと思いますので違う使い方をしてみたほうがいいかもしれません。
最後に
さて、ここではセールスや説得術としてよく使われるイエスバット法やイエスアンド法やその他の方法を恋愛に当てはめて解説をしてきましたがいかがでしたか?この中で一番使いやすそうなのがイエスアンド法ですね。
しかし、これらすべての話法は組み合わせであったり誘う以外の時にも使えるので自分なりに状況に応じて使ってみることをオススメします。