質問力を磨く事は、相手を理解し相手の心を開き・・コミュ二ケーションを円滑にし雑談力まで鍛えてくれる恋愛でもビジネスでも人間関係でも必須と言っても過言ではないです。
その中でもオープンクエスチョンは、会話を広げる上で非常に有効なスキルになるのでここでは実際の使い方とポイント・・一見メリットとされるオープンクエスチョンのデメリットと注意点まで解説をしていきます。
オープンクエスチョンとは?
質問が上手な人のほうが、相手が潜在的に求めているものを見つけ出すことができるし、相手も気持ちよく話せるので・・人間関係も良好になり恋愛も明らかにモテるようになるしセールスでも自己選択で購入を促すこともできます。
そして、質問には主に2つ。
・クローズドクエスチョン
・オープンクエスチョン
がありこの質問を交互にするることによって会話を広げたり明確な回答を得たりすることができるのですが、その中でもオープンクエスチョンは会話を広げ相手を理解するために非常に重要なスキルになります。
では、一体オープンクエスチョンとはどういった質問なのでしょうか?
オープンクエスチョンというのは簡単に言えば、二者択一になるような質問ではなく自由に発言できるような質問の事を言います。
クローズドクエスチョンの説明で解説しましたが、クローズドクエスチョンというのは、2択(または限られた選択肢)になるので、こういう質問ばかりしていると窮屈な会話になりがちで、相手も本音を言うことができないんですが、オープンクエスチョンを使う事によって本音を引き出しやすくなるのです。
クローズド:「やる気あるの?ないの?」
オープン:「最近ちょっとモチベ下がってるみたいだけど何かあったの?」
ただ、このオープンクエスチョンは自由な回答ができるため
問いかけをおこなうスキルが問われるので非常に難しいんですよね。
なぜなら、自分の予想外の返答がある可能性があるからです。
そんな中で会話をしようとするのは、思った以上にストレスになる人もかなりいます。
特に男性の方に多く、内容によってはオープンな質問をすることは、、、、
真実を知るのが恐ろしくなって聞けないというパターンも結構あります。
先ほどの例で言えば、オープンなだけに
「あなたのせいで仕事やる気でないんですよ!」
と言われる可能性さえありますからね。
無意識的に避けるのです。
しかし、それ以上にこのオープンクエスチョンには大きなメリット!そして注意点があるのです。
オープンクエスチョン事例から学ぶメリット・デメリット
先ほども言ったようにオープンクエスチョンというのは、話が広がりやすくなる傾向があるため・・
より多くの相手の情報が得られ理解ができるようになり相手も沢山話すことになるのであなたは質問をしているだけなのにも関わらず会話をした感覚を感じられます。
例えばですよ。
「太ってる事に悩んでるとか言ってたけど全然ダイエットする気ないやん・・・する気あるの?」
と言うとイエスかノーとしか応えられません。
で、悩んでいるわけだから「する気はある」と大体は応えますが
その先に言われることは最初から想像できますよね。
「じゃあダイエットしろよ!」と。
もう質問の時点である意味で会話は詰んでしまっているわけです。
これはこれで本気の気持ちがあるかどうかを確認するにはいいかもしれません。
しかし、こういった質問しかしていないと当然ですが、、会話に窮屈感が生まれますよね。
2択は与えられますが選んでいる感覚がないし、それ以上に会話は展開しにくいのです。
もちろん!クローズドクエスチョンがダメ!
という事を言っているのではありませんからね。
クローズドも非常に大事です。
そこらへんに関しては、クローズドクエスチョンの適切で効果的な使い方とは?をご覧になってください。
ただ、オープンクエスチョンを使えば
「太ってる事に悩んでると言ってたけど何がキッカケだったのかな?」
「今、どれくらいダイエットしてるの?」
「どんな事やってるの?」
「それで調子はどんな感じなの?」
「あんまりできてないんだぁ、何ができない要因だと思うの?」
というようにどんどん会話を展開させることができます。
こういう会話をすると相手も考える必要が出てくるので思考力も鍛えられる。
そして互いに意見を交換できるので共に成長をすることだってできるのです。
そして、問いかけのレベルがあがるほど相手の潜在的に求めているもの、相手が言葉にできなかったことでさえも言語化できるように導くこともできるようになるのです。
相手の意見を聞いたうえで提案もできるので自己選択して選んだんだ!
という感覚を感じられるでしょう。
それによって相手の自立心をはぐくむことも自然とできるようになるのです。
しかし、このオープンクエスチョンは会話がどんどん展開していくため歯止めが利かなくなってしまうのでハッキリとさせたい会話をしたい場合には不向きですし、まだ信頼関係があまり構築されていない状態でのオープンクエスチョンには人によってはリスクになります。
特に初対面では不向きです。
自分の情報をさらけ出す事に対してリスクがある場、弱みを握られたくないような感覚をもっている方とかは、なれなれしく感じさせてしまい余計に警戒されてしまうのでしっかりと相手との距離感を見極められるようになっておきましょう。
ただし、信頼関係を構築するためにはこのオープンクエスチョンは必須になるのである程度は使えるようになっておきましょう。
オープンクエスチョンを実践レベルで身に着ける3ステップ
「オープンクエスチョンのメリットはよくわかったし、効果があるのはわかった!でも、概念があまりに広すぎて実践で使うのは逆に難しい。」
と思われるかもしれません。
確かにそうですね。
このオープンクエスチョンというのは実践すれば異性とエンドレスで会話をすることくらい余裕でできるくらいのスキルですが、、、
先ほど言ったように聞き手が頭を使うのもありますが、
それ以上にあなたも頭を使う事になります。
自然と応えてしまう会話が展開される質問をするわけですから。
どうしても柔軟な頭が必要になるのです。
そこでここでは、オープンクエスチョンを比較的簡単にできるようになるコツみたいなものを紹介していきます。
STEP1.まずはあなたがオープンになる。
オープンクエスチョンをする側の人は基本的にメンタルが落ち着いているオープンな精神状態でないと、思考能力も低下しがちなのでそもそも質問の質が低下しやすいです。
オープンな状態というのは
・メンタルが安定していて
・あなた自身が相手にオープン
・質問がいくらでも思いつく柔軟な思考
を持っている状態ですが、少なからずメンタルは安定している状態でないと難しいですし、あなた自身が相手に対してオープンに話しますよという姿勢でないと難しいです。
そのため、なんでも話しますよ!なんでも聞けますよ!という姿勢を意識してみてください。
それだけで柔軟になって質問も自然とポンポンでてきやすくなるはずです。
STEP2.今この瞬間の会話に集中する
オープンクエスチョンをするためには相手の話をしっかりと聞く必要があります・・。今、簡単に聞くと言いましたけど僕ら人間はそもそもどれだけ好意的に思っている相手であろうが基本的に相手に興味など本来は持てない生き物です。
そのため、どれだけ「聞くことが大事」と言おうと「俺聞いてます!」と言おうと実際にはほとんど聞けてないんですよね。
頭の中で次に何を話そうと考えていたり
嫌われてるかな?好かれてるかな?
どうやったら口説けるだろう。
みたいに考えている時点で大概相手の話を聞けていないんです。
耳では聞いているけど実際は聞いていない状態になっているんですね。
そのため、しっかりと聞く事を意識してください。
ではないと質問なんて出てきにくくなってしまいます。
だから、今この瞬間の目の前の人に徹底的に集中するんだ!という意識を持ってください。
それができたら・・・
STEP3.キーワードを抜き出し疑問を持つクセをつける
ここまでできたら、、、相手の話を聞く準備はある程度できるはずです。
そしたら次に意識してほしいのが、相手の話を聞く際に全てを逃さずに聞こうとするのではなく、キーワードだけを抜き出して聞くことを意識してください。
「趣味は草テニスです。地元の友人と月2-3回は土日のどちらかでゲームを楽しんでいます。 大学ではアルバイトが忙しく、平日はほとんど自由な時間がなくてストレスもたまります。テニスは私にとって、とても良いストレス解消法です。なかなか上手くならないのですが、少しずつでも出来るテクニックが増え、向上が実感できるところが気に入っています。良いショットが決まった時の爽快感は格別です。」
というのを言っていたのならば・・・
ストレス解消法・・・他にストレス解消法はあるの?
向上ができる実感・・例えばどういう時に向上したって感じた?
大学でアルバイト・・アルバイトはどういう時にストレス感じた?
というようにキーワードを抜き出す事によって質問が作れているのがおわかりですか?
特に3つ目の質問はキーワードを抜き出しているのがわかるはずです。
このようにキーワードを抜き出す。
そこから疑問に思うところを探す
という癖をつけてくだい。
それだけでも随分オープンクエスチョンはうまくなるはずです。
以上、この3つを意識してオープンクエスチョンを使っていってください。
最後に
さて、ここではオープンクエスチョンについて解説をしてきましたが、もちろん!オープンクエスチョンだけではダメでクローズドクエスチョンも同時に使っていくようにした方がいいです。
親密になる前はクローズド。
親密になるほどオープン
というように比率は変わってきますのでどちらもある程度できるようになってください。クローズドクエスチョンに関しては下記の記事で解説しているのでそちらをご覧になってくださいね。