メラビアンの法則とは？｜恋愛などで女性との会話の説得力を増すための活用ポイント

メラビアンの法則とは？

メラビアンの法則とは、アルバートメラビアンが１９７１年に提唱した法則で、実験内容としては、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを数値化したものです。

この研究によると

という割合で影響があると言われるため「7-38-55のルール」「３Vの法則」とも言われています。

そのため、このメラビアンの法則に当てはめると
私達人間が他者に影響を与えたいと思った場合・・・

視覚情報・・・姿勢や表情やランゲージなどの態度・服装や髪型
聴覚情報・・・声のトーンや抑揚・高さ・大きさや速さ
言語情報・・・話の内容・言葉遣い・説明力

となるわけなので、何を話すか？という言語情報よりも、声のトーンや話すスピードなどの聴覚情報のほうが大事だし、それ以上に服装などの見た目や姿勢やランゲージのほうが大事と言われているのです。

だから、服装や髪型に気をつけるべきだ！

と言っている人がいますがこれはある意味でメラビアンの法則が独り歩きしてこじつけで当てはめられてしまい勘違いされて捉えれてしまっている人もいるかもしれません。

もちろん、初頭効果やハロー効果などで言えば確かに初対面で清潔感がないと人としてモテないのは確か。

しかし、メラビアンの法則はそういった法則ではないのです。

そもそもメラビアンの法則というのはコミュニケーション上の話です。

そのため、視覚情報というのは見た目がどうのこうの・・・は関係ないんですね。

この実験というのは、コミュニケーション上では人というのは、言語を重要視するのではなく声のトーンや大きさやボディーランゲージなどの言語でない非言語の情報のほうを重要視する傾向が高いという実験なのです。

ルックスや服装がどうか？は実験には関係していないんです。

例えばですよ。

あなたが、
「あのさぁ～、、、、前から思ってたんだけど君って真面目だよね～。」
と誰かに言われたとしましょう。

言葉からすればポジティブメッセージですよね。

しかし、あなたの表情はニヤニヤしていて態度は超傲慢っぽい態度をとっていたとします。

声のトーンや抑揚はちょっとかん高く抑揚もいつもと違って不自然。

全体的な印象としていやらしい感じがしたとしましょう。

そういう時あなたはどう思うでしょうか？

ちょっと嫌なイメージをもったはずです。

なぜなら、真面目という言葉に対する意味があまりいい意味に聞こえずに嫌味を言っているようにも感じられるからなのかなと思います。

つまり、僕ら人間というのはどちらかというと言ってる言葉の言語情報よりも、姿勢や態度はランゲージや声のトーンという言語ではない非言語情報のほうを重要視する傾向が非常に高いわけです。

メラビアンの法則で言うと９割以上を占めるんです。

これは僕達人間は話しての表情や仕草や声のトーンから相手の感情を読み取ってしまうからなんですね。

言葉よりも五感のほうを重要視するのです。

つまり、他者とコミュニケーションをする際には言語以上に非言語を意識しないと伝わるものも伝わらない状態になってしまいかねないし、意識すればどんな名台詞よりも伝えることができるともいえるのです。

メラビアンの法則を使うメリットと活用ポイント

このメラビアンの法則を意識するだけで、これまでよりも相手に伝える情報がより伝わりやすくすることが可能です。

✓第一印象を好印象にできる
✓コミュニケーション能力もあげられる
✓相手に気持ちを伝える能力もあげられる
✓話していて相手の感情を揺さぶれる
✓話し手も気持ちよく会話を楽しめる

などなどメリットをあげれば山ほどあります。

たったこれだけでコミュ力は格段にあげられるのです。

実際、セミナーなどでも、身振り手振りや声のトーンなどのトレーニングをしてもらうのですが、言ってることがあいまいな表現をしていたとしても「なぜか伝わる」という現象がおこるのです。

恋愛で言えば異性との会話でもそうです。

好きで好きで仕方なくて緊張しすぎてしまって筋肉が硬直している状態で男性が女性にアプローチをしていたとします。

相槌も
「そ、そ、そうだね。」
と明らかに緊張していて

話すときとかも
「ど、どこ行きたい？」「え？あ、わかった。」
言葉も出てこず明らかに女性の反応に対して
落ち着きがない。

そんな男に女性はどういう印象を持つのか？

緊張しているなぁとも見えるかもしれませんが、それ以上にビビってる。

と思われて女性視点からみれば女性がイジめているみたいな印象を感じさせてしまう可能性もあるのです。

逆に好きだと思っているのならば・・・
年下の男性が好きな女性であなたが年下ならば・・

「可愛い」と思うかもしれませんけどね。

でも、大概の場合は前者のイメージをもつはずです。

そんな態度や反応や声のトーンなどで
「本気で好きなんです！付き合ってください！」
と言ったってそのセリフは好意的には見えるかもしれませんが、相手視点から見たら「好き」だとはどうしても伝わりにくくなってしまうのです。

どちらかっていうと無意識的に”僕はあなたにビビってます。”というメッセージとし受け取られている可能性さえあるのです。

ではなくこういう時にこそ何を言うのか？
どんな口説き文句を言うのか？

ではなく体の使い方や声のトーンに意識を強く向けるのです。

挨拶の例

ご飯食べに行こ！

ご飯食べに行こ

ゴハン、タベニ、イコ

 

いいよ！

それだけでもありとあらゆるコミュニケーションで話す会話が伝わりやすくなり告白も伝わりやすくなるんですね。

つまり、メラビアンの法則を活用をするのならば・・

初めてやってみるスポーツなどでフォームを意識しながら練習するかのように、ボイトレをするかのように、言語情報よりも自分の体の状態や声のトーンのほうに意識を向ける。

ようにしてみてください。

何を話すのかは大体で決めておいて
「それを言葉だけでなく五感を使ってどう表現すればいいのか？」
にもっとフォーカスを当ててみてください。

体で話す！伝える！
声のトーンで表現する！

そういう意識をもって活用するだけでも全然コミュニケーションの質が変わるはずです。

また、問題を解決するときなど相手にとって不快な事を伝えなければならない時でもメンタルを安定させた上で、体や声のトーンを穏やかにしてみるだけで自然と言葉遣いも変わって伝わりやすくなったりするので”体で話す””声をもっと意識する”というのは非常に有効なコミュニケーション技術になるので是非実践してみてください。

じゃあ、言葉はどうでもいいのか？

このメラビアンの法則の話をすると、どうしても「じゃあ、言語情報はどうでもいいってことなんじゃないのか？」というように受け取られがちです。

確かに、このメラビアンの法則を使うと・・・

「バカじゃね？」

というような相手に対して一見悪口として捉えられがちな言葉でさえも、バカにしたように聞こえにくくなるのは確かです。

流石に話の流れもなく突然言えば大概悪口に見られますけど（笑）

しかし、このメラビアンの法則を意識するけでも確かにこれまでよりも伝える力はあがり以前よりも相手に不快な感情を感じられにくくなります。

しかし・・・だから言葉はどうでもいいんだ！

と捉えるのは違います。

実際、このメラビアンの法則というのは前提として
矛盾したメッセージを発しているとあります。

これは「どちらともとれる情報」を発しているという事です。

つまり・・・

受け取り方は相手が選べるような情報を発しているわけで、その時にこのメラビアンの法則の影響力の比率が働くわけです。

ようは明らかに悪い印象を与える言語を使ってしまってる場合。

この比率は当然変わるわけです。

よく、男性向けの恋愛テクでは相手の女性をイジったりからかったりしよう！

的なものがありますが、そういう時にメラビアンの法則を意識するだけで確かに効果的になるし、もちろんイジったりからかったりすることは大事かもしれませんが、その前に「自虐をいれているのか？いれてないのか？」によっても相手の受け取り方は変わるのです。

言語情報は大事ではない。

のではなく

言語情報も大事なんです。

ここを勘違いするとミスります。

実際、相手の心理を見極めるためには短期の場合は表情や声のトーンなどに頼らないといけないのですが、長期的な関係になるとどうしても情報が複雑化しちゃうので、視覚情報や聴覚情報などなどあらゆる情報を見るよりも、１つに絞って言語情報に頼った方が相手の心理を探る事をしやすいのも確かですからね。

「大事にするから！」

と言う言葉には

「今、自分は大事にしていない。」

と言ってるようにも見えたりするように言葉に
絞るだけでも結構本当の心理は見えたりします。

と、話はそれましたがメラビアンの法則で言語情報が１０％もないからノリと勢いで！とかとりあえず笑顔で！ならば何を言ってもいいんだ！ということを言っているわけではないということは覚えておいてください。

言語は言語で重要です。

そのため、自分が伝えたい事が最も伝わる言語を意識して、、、、
そこに伴った態度や表情と声のトーンを意識する事。

それによって初めて伝わるんだ！

ということは忘れないでくださいね。

とは言ってもイキナリは全てに意識を向けるのは簡単な事ではないので、まずはメラビアンの法則のとおりに態度や表情などの視覚情報を意識するところからスタートしていきましょう！！

非言語のほうがまずは重要！だと心に誓って取り組んでみてください。

あなたの頭の中・心の中を伝える技術

メラビアンの法則というのは、あなたの伝えたい事をただ単に言葉として伝えるだけでなく、その言葉についてきた「その時感じた感情」「思った事」を伝えるスキルであり、相手に伝えようとしている意思をより強く相手に感じてもらうために覚えておくべきスキルです。

そして、実際に伝わります。

だからこそ、このメラビアンの法則というのは絶対に意識してください。

と言っても別にオーバーリアクションをしろ！

ということを言っているわけではありませんが、練習方法としてまずはオーバーリアクション・オーバーボディーランゲージをやってからならば自然とメラビアンの法則は使いやすくなるはずです。

是非、何を話すかと同じくらいどうやってそれを体を使って表現をするのか？を今一度確認してみてください。