高確率で誘う心理テクニック”ローボールテクニック”とは?

ローボールテクニックとは?

ローボールテクニックとは、はじめに相手が承諾しやすい好条件を出し、徐々に相手にとって不利な条件を突きつける交渉や説得の手法のことをいいます。 条件や要求をボールにたとえ、“低いボールから投げる”というところから、その名がついています。

つまり、、、相手にとっての好条件を出して承諾を得た後で、都合の悪い条件を付けくわえたり、好条件の一部を取り除いて交渉をすることによって承諾を得やすくなります。

営業で言うと普通に条件を出すよりもクロージング率が倍にあがることから今では営業トークとか恋の駆け引きでもよく使われるセールステクニックです。

僕ら人間は一度オッケーしてしまうと、例え条件が多少変わったり追加されたとしても・・

断りにくくなってしまうという性質を持っています。

影響力の武器で言う一貫性の原理が働くからです。

一度、YESやOKをしてしまうとNOと言いにくくなるのです。

「一度やるって決めたから、1つくらいのデメリットくらいいだろう。」

という心理が無意識的にうまれるのです。

例えば、70%OFF!という張り紙を見つけて店内に足を運んだ。

その中で気に入ったものが見つかったけどそれは定価で販売していた・・・でも一度自ら足を運んでしまっていたので(心の中でYESと言ってしまった)から購入してしまった。

というのも一種のローボールテクニックと言えるでしょう。

お笑い芸人とかが「笑わかせてみろよ!」と言われるのを極端に嫌いますが、これは既に相手が笑わないモードにはいっていてハードルがあがっている状態なので嫌がります。

これはハイボール(笑)ですね。

ではなく、低い球(ハードルの低い提案)からやっていって少しずつハードルをあげていくことによってYESを段階的にもらったほうがなんでもやりやすいのです。

このローボールテクニックは説得する際だけでなくお笑いや会話の盛り上がりなどでも使う事ができるテクニックなのです。

笑いでも小さな笑いの積み重ねをして最後の仕掛けでドカーン!
と笑いになる状況を創っていくという流れになってるはずです。

これは小さな「笑うというYES」

の積み重ねによって

大きなネタも受けいられるようにしたわけです。

このように何か提案や説得、要求をしたいときにはイキナリハードルの高いものを提示するよりもハードルの低いものから少しずつ上げて言ったりする事のほうがずーっと要求を受け入れられやすくなるのです。

営業と恋愛の事例から学ぶローボールテクニックが効果的な理由

このローボールテクニックというのは、特に営業の場面では意図的に使われているのですが・・実は結構知らず知らずのうちに日常的に使われているのもわかるはずです。

例えば、求人誌とかは好条件っぽく見せて実は入社したら違ってた・一部の情報がなかった。

それで「騙された!」となってしまったとか。

聞いたことはあるはずです。

交渉をする際に僕らは意図してようがしてなかろうがこのローボールテクニックをよく使っていたりします。

で、このローボールテクニックは先ほども紹介したように

承諾しやすい条件の中から一部を取り除く(特典除去法)

 

都合の悪い条件を承諾後に付け加える(承諾先取り法)

の2つがあるということをまずは覚えておいてください。
とにかくまずは「YES」をもらう事を重要視しているのです。

では、話をわかりやすくするために営業を例にしてどうやって使うのかを見ていきましょう。

「こちらのプランですと、最安値で●●と▲▲を無料でご利用していただく事が可能です。」

「では、そのプランにさせてもらいます。」

「あ、しかし▲▲のほうは3か月間は無料ですがその後は月100円の費用が発生しますがどうしますか?」

「え?でも、まぁいいか。」

「こちらのプランですと、最安値で●●と▲▲を無料でご利用していただく事が可能です。」

「では、そのプランにさせてもらいます。」

「しかし、このプランは1年間で解約していただくと違約金が発生しますがいかがなさいますか?」

「え!マジ!でも1年使う予定だったしな・・・」

「こちらのプランですと、最安値で●●と▲▲を無料でご利用していただく事が可能です。」

「すごい!めっちゃいいじゃないですか!では、そのプランにさせてもらいます。」

「月3000円ですが最初に初期費用として30万必要になります。」

「え!マジ!?詐欺じゃん!でも買うって言ったし断りにくいな・・・」

こういったローボールテクニックの手法って結構身近に存在していますよね。
途中解約とか携帯とかにはよくあります。

自分の中の最初の条件とは違っていたとしても「じゃあ買わない!」となるのではなく「ま、それくらいならばいいか」と追加されたり失った条件を承諾したことはあなたもあるはずです。

では、これを恋愛に当てはめて考えていきましょう。

「今度、AとBと飯いくけど一緒に行かない?」

「うん。いいよ!」

「・・・あ、AとBがなんか用事あってこれなくなっちゃったみたい・・どうする?」

「え?(まぁ、いっか)でも、せっかくだから行こうか。」

「今度、AとBと飯いくけど一緒に行かない?」

「うん。いいよ!」

「・・・あ、でもAとBはどうやら先に用事があって先帰っちゃうらしいんだよね。」

「え?(まぁ、いっか)でも、せっかくだから行こうか。」

みたいな感じになるはずです。

まぁ、この例だと嘘をついているのならば「ズルい」「イヤラシイ」と思われますけどね。

恋愛で使うのならばあなたがその女性の事を明らかに狙っているというスキバレ状態ならば高い確率でそう思われますけどね。

ただ、相手があなたに好意を持っていたり好意を持ってくれた時にカミングアウトすれば逆に「そこまで会いたかったんだ私に!」と喜んでくれます。

まぁ、嘘であることは変わりないのであまり上のような
使い方をすることはオススメしませんが・・・

ここでまずあなたに知ってほしいのが、なぜこのローボールテクニックが効果的なのか?です。

これは主に

・自分の選択や行動を正当化したい心理
・一度YESと言った事を一貫させたい心理
・費やした時間のもとをとりたいという心理

によって生まれている可能性が高いです。

つまり、相手はあなたの提案対していいと思ったわけで・・その思いを間違っているとは思いたくはないのです。

そして、一度相手に対してYESと言ったわけですからそれを取り下げると自分の言った事をできない人だと思われてしまわないように一度YESと言ったものをNOに変えることはできないんです。

そして・・セールスの例で言えば提案の前にはわざわざ足を運んだり
商品紹介を長々と聞いているので労力が伴っていますよね。

この元を取ろうとするのです。

もしYESと言う前後に時間や労力が伴っているのならば・・

NOと言う事は損をした気持ちになるので余計にNOとは言えなくなります。

なので、もし、恋愛の場合は更にYESをもらいたいと思うのならば相手側にお店を探してもらったり・一緒に考えたり、、、予定を開けてもらったりして何らかの労力や時間を使ってもらった方がNOとは言いにくくなるのです。

あなたもありませんか?こういう事。
会社やセールスや恋愛や人間関係で。

このローボールテクニックは頻繁に使われているのです。

しかし、このローボールテクニック・・セールスの場合は、売るまでが仕事なのでその場限りの付き合いでオッケーだからいいのですが、こと恋愛で使おうとすると非常にリスクが高いようにも見えますよね。

嘘をついているわけですから・・
「とにかくどんな手段を使ってもオトしたい!」
という人はそのまま使えばいいと思いますが、そうでない方はこのローボールテクで嘘をつくような使い方はしないほうがいいです。

正確に言えばどっちにしてもそういう使い方しかしてない人は
深い人間関係なんて構築できないと思いますけどね(笑)

では、そういう人はこのローボールテクニックをどうやって使えばいいのか?

がここからのテーマです。

嘘をつかないローボールテクニックの本当の扱い方

このローボールテクニックというのは、パッっと見ると何かの要求を相手にする際に嘘をついてYESと言わせて後で悪条件を付け加えたり予定したものを排除するようなやり方に見えるはずです。

そりゃそうです。

特に恋愛のほうは、最初は4人で飲みに行く予定だったのに2人が消滅しているわけですから・・
なにか意図した策略をしないとこの方法は使う事はできません。

相当な嘘上手でないと難しいです。

では、もしこれがですよ。AとBがカップルで

「今度、AとBと飯行くとき一緒にいかない?」

でYESをもらった上で

「来週の水曜日なら合わせられる可能性がありそうだけどわからないらしいんだ。」

と本当にわからない予定の時に合わせた場合ならば・・・
あとは運次第ですけど結果的に真実にすることができるはずです。

AもBもオッケーだったら残念!ですけど(笑)
運次第ですがこういった使い方もできるはずです。

カンタンにローボールを使うのならばこういう使い方もアリですが、、、

このローボールテクニックの本当の使い方はもっと別の見方をするとありとあらゆる場で使えます。

そもそもこのローボールテクというのは、シンプルに言うと

・伝える情報の順番
・あいまいな情報と具体的な情報の提示の仕方

によって要求を承諾してもらうための手法です。

そもそも、僕ら人間というのは全ての情報を一気に処理できるものではないものだし、最初にYESをもらってからのほうが耳を傾けやすい状態を作る事ができるのは確かですよね。

そのため、

・最初にメリットを伝えてからデメリットを伝える。
・あいまいな情報を伝えてから詳細を話す。

したほうが相手にとってもわかりやすくなるのです。

例えばですよ。

「あなたが女性に対してデートをこれまでの3倍以上オッケーしてもらえるテクニックがあるのですが、あなたはそれを知りたいですか?」

「しかし、この方法はあなたのデートプランそのものがクソだったら逆に3倍以上の不快感を与えてしまって避けられ嫌われてしまうのですがそれでも知りたいですか?」

これもし逆から言っていたら、、、たぶんNOのほうが大きくなると思うのです。

なので、基本的にはメリットでYESをもらってからのほうが相手は聞いてくれやすくなるはずです。

また、

「超高級店のディナーの10分の1の価格で、高級ランチが食べられるんだけどいきたくない?」

「サービス料金で500円でランチ5000円で計5500円だけど十分安いよね!」

これはあいまいな情報を伝えてから詳細を話しているのがわかりますが
最初から詳細を話すと拒絶されそうです。

このようにローボールテクニックというのはそのまま真に受けて使えば嘘つかなきゃいけないのですが、本質を見た場合には、純粋に「メリットスタート」「あいまいさスタート」から提案をしてYESをまずとって興味や関心を抱いてもらうための手法なのです。

しかもこれならば日常のちょっとしたところからでも使えそうですよね。

まずはこういう使い方をするところからスタートをしていかないと結果的に嘘になっちゃいかねませんので注意してください。

でも、ぶっちゃけ嘘でも僕はいいと思ってます。

なぜなら・・・

最大のポイントは最終的に相手にとってプラスと感じさせるか?

だからです。

ここまで、ローボールテクニックについて色々解説をしてきましたけど、結局僕は嘘であれそれが、詐欺だとか騙されたと思われないためには、結果的に相手が「YESと言ってよかった」となればいいと思うのです。

その嘘が相手にとって最終的にプラスになるという絶対的な確信があれば
別に嘘をつくことだっていとわなくないですか?

例えば、誕生日を盛大に皆で祝ってあげよう!

サプライズだぁ!と誕生日をやることを秘密にするのならば喜んで嘘つけるはずです。

なぜなら、それが結果的に相手の喜ぶ顔を見る事につながるのですから。

それを言わせるのないならば、まずは嘘をつかないローボールテクニックを使って「YESと言ってよかった!」という関係を作ってからの方がいいかなと思います。

でも使うのはあなたなのであなた次第ですけどね。

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