よく、恋愛コンサルをやっている人はデートは3回!というようなことをよく言いますね。
そのため、こういったデートは3回伝説を信じて
「あぁ~4回になった!ヤバい何も進展してない・・ダメかも。」
「もう3回目で、、、結局何もできずに終わってしまった。」
「ヤヤヤ、、ヤバイ!今日で三回目だから告白しなきゃ!」
というように焦ったり諦めたりする人もいます。
しかし、実際のところ3回過ぎたらダメ!というわけではないんですけどね。
でも、それでも3回と言われる理由はスリーセット理論という心理学からきていると言われています。
「え?じゃあ心理学的に証明されてるわけだから3回デートしてダメだったからもう諦めたほうがいいんですかね!?」
と思われるかもしれません。
でも、そうではないのです。
そこでここでは、スリーセット理論の理屈と一般的な活用方法。
だけでなく、過剰に信じなくてもいい理由と3回のデートでうまくいかなかったとしても復活するための秘訣についても解説をしていきます。
スリーセット理論では3回だからダメなんだ!
なんて考えず、もっと柔軟にこの理論を活用してください。
なぜデートは3回と言われてるのか?スリーセット理論
よく、恋愛コンサルとかをやっている人は3回のデートでオトせ!とか言われていますが、これは心理学のスリーセット理論というものを採用しているからだと思われます。
このスリーセット理論というのは、人の印象は3回会うまでに相手の印象がほぼ固定化されてしまうという理論です。
つまり、「〇〇さんは●●(印象)な人」
というように固定化されるのには賞味期限は3回しかない。
ということですね。
1回目:初対面でこの人はこういう人じゃないのか?という印象が残る
2回目:第一印象を再確認をする。
3回目:再確認した印象を最終確認し固定化される
つまり、僕ら人間というのは3回で「この人はこういう人だ」という印象が固定されてしまうので、それ以上デートを重ねても印象を覆すのは難しい。
だから・・3回のデートで決めろ!
と言われているのでしょう。
逆に言えば3回デートして振られるのならば、既にあなたの印象は固定化されていて”この人は恋愛対象ではない”というラベルが貼られているのでこれ以上デートを繰り返しても接触を増やしても無意味なんだから諦めて次に行こうぜ!という意味でもあると思います。
そのため、スリーセット理論を参照してモテる方法や女性と付き合う方法を教えている人達は話をわかりやすくするために・・・
STEP1.出会った時に好印象を与える
初対面でいきなり出会って、あなたがどんな人間でどんな人生を歩んできたのか?という事はわかりませんよね。そのため見た目やしぐさや態度や言葉遣いなどを見て決めるしかありません。
例えば、あなたが男性ならヤクザ風の見た目の人にはそう近づく人はいませんよね。
これは出会った瞬間の見た目の印象でヤクザである可能性が高いと判断をして近づかないですよね・・・逆に女性ならばホームレスの男性と個人的に仲良くしたいとは思わないはずです。
このように出会った時の印象は非常に重要です。
ここで意識すべきは情報がはいってくる順番です。
最初に相手を見ますよね。
・視覚情報・・・服装・髪型・肌・姿勢・態度
そして挨拶などをして声を聴きます。
・聴覚情報・・・声のトーン・高さ・抑揚・大きさ
そうして話の内容がはいってくるはずです。
・言語情報・・・言葉遣い・言葉選び
この情報の順番で最初の印象は決定をするのですが、言語情報は最低限マナーを守る程度でよくて、まずは「視覚情報と聴覚情報」が先決になります。
そのため、ここでは
最低限の悪印象を与えないようにするために「清潔感(服装と顔)」だけはカバーしておく事と視覚情報と聴覚情報であなたが与えたい印象を意識してください。※清潔感に関してチェックすべきポイントはコチラの記事をご覧になっておいてくださいね。)
また、逆にこういう人もいるかもしれません。
STEP2.与えた印象を表現をしてより好意的なものにする
「いや、そもそも僕は顔が強面でどんな恰好をしても怖がられるんでどうしようもないですよね。」
という人もいるかもしれませんが、これは気にしなくてもいいです。
印象で最もよくないのが全く何も記憶に残らない事です。
まぁ、これも武器にしようとすればできますが、悪印象のほうが記憶には残るのでそれはそれでいいのです。
大事なのはその悪印象をいかに好印象に変えるのか?
というプランをもっておくことです。
これはよく言われるヤンキーがモテる理論をそのまま使えばいいかなと思います。
✓攻撃的だけど仲間の事を思ってやっていた。
✓同年代には結構キツ目だけどお年寄りに優しくしている姿を見た
✓実は話すとフランクな人だった。
✓無口だけど自分の中で芯をもっている人だった。
というように、これを初対面の印象が悪かった後、早めにやったほうがいいです。考え方としては自分は周囲に見た目でどう思われているのか?を書き出してからそれをどうすれば好意的なものに変えられるのかを考えるのです。
チャラいと思われているのなら・・
チャラい人=●●しそうな人
というのを書き出していきます。
例えば、言葉に重みがないとか軽いノリで何も考えていないとか、、、ノリと勢いで何とかなると思っていそうとか一晩遊んで女を捨てそうとか、、、そうやって考えられるものを出すだけ出していきましょう。
そしてその中で最もすぐにできる印象を変化させるアクションをやるのです。
「俺、チャラくねーし!」
とか反発するのならば行動で示すことが大事です。
更に言ってしまえば好印象だからオッケーというわけでもないことは覚えておいてください。
特に恋愛に関しては。
「いい人そう」→「いい人だった」→「どうでもいい人」
というパターンも結構よくあったりするんです。
先ほどの悪い印象の場合のほうが意外と簡単に対極の事をするだけで一気に好印象に持っていくことができるのですが、「普通にいい印象」である場合ちょっとインパクトに欠けてしまいます。
そのため絶妙な範囲で真逆を見せるのです。
「いい人そう」→「こだわりがある人・ぐいぐい引っ張ってく部分もある」
というようにちょっとだけ真逆を作っていください。
これを、心理学ではゲインロス効果と言います。
ギャップ萌えというやつですね。
一見良い印象の場合だったとしても、イマイチなんだよなぁという場合は悪印象の時と一緒であなたが与えがちな印象を変えてしまう違う印象をいれるようにしていきましょう。
STEP3.与えた印象を行動で示し二人の空間を作る
そして、ここまでであなたの印象は「きっとこういう人だろう」という予測ができている段階なので、その与えた印象を固定化してもらうために、ありとあらゆる場面で行動で表現をしていきましょう。
ただ単に言葉だけではNGです。
実際に行動や判断で見せていってください。
これによってあなたの印象は固定化されるのです。
そして、もっと言えば「一緒にいて楽しい空間」を作れるようにするのがポイントです。
そもそも恋愛の印象というのは
「この人といて将来楽しそうか?」
「一緒にいていいことありそうか?」
が大事になってきますので自分をどう見せたいのか?どういう印象を残したいのか?も大事ですが、それを二人の空間で作らないと意味がありません。
そのため、与える印象と同時に一緒にいる時の印象も作ることを意識するともっとうまくいくでしょう。
というように言われているのが、よく言われているスリーセット理論です。
もちろんこれが間違っているわけでもなく1つの正解でもありますから参考にはしたほうがいいと思います。
しかし、
3回のデートで付き合えなければ終わりなの?
と言われるとそうでもないのです。
そもそも考えてみてほしいのですが、あなたのゴールはその女性と付き合う事なはずです。
その中で「あなたがどういう印象を与えているのか?」は確かに大事かもしれませんが、それ以上に大事なのが”その印象で惚れさせられているのか?””恋愛対象としてアリとなっているのか?”のほうが大事なんじゃないかなと思うのです。
そのため、上のスリーセット理論で唯一参考になるかなと思うのが・・
・悪印象が残らないようにすること
・ゲインロス効果(ギャップ萌え)
のところくらいです。
確かにスリーセット理論で言われているように、僕達人間の印象は固定化されて「この人はこういう人だ」というラベルをつけるのは確かです。
そして、その印象の繰り返しによって
今の自分にとって”この人は恋愛対象か?””そうではないか?””友達か”というラベルが貼られてしまうのです。
でもですよ。
あなたの印象が恋愛対象になるかどうか?
は必ずしもわからないですよね。
モテる絶対的な方法がこの世に存在しないように・・・
確かに効果的なノウハウがないわけではないですが、具体的な詳細アクションではなくもっと概念にそったもので
しかし絶対に女性が惚れない方法は存在します。
そして、印象で最も大事なのは悪印象を与えないようにすること。
悪印象を与えたとしてもゲインロス効果で一気に好印象に変えられてギャップ萌えを生み出せるようにすることです。
そこだけはまずは守りましょう。
好きな女性と付き合おうとしたり彼女がほしいと思っているのなら、一番避けたいのが”友達ラベル”を”キープラベル”をつけられることです。
アナタという人間の印象ももちろん大事です。
でも、それはあくまで悪印象にならないようにすることであり、それ以上に恐ろしいのは「その女性にとってあなたとの関係にどういうラベルを貼られるのか?」です。
印象がいいのは当たり前。
その中でどう抜きんでるのか?
のほうがあなたにとっては大事なコトです。特にライバルが多かったり強烈なほどここで決まってしまいますから。
そもそも3回デートをしても恋愛対象にカスリもしてないんなら・・・
”好印象であれど無意味”
それならば、4回、5回でも恋愛対象内にはいればオッケーなんです。
だから、スリーセット理論のとおり3回デートで決まらなきゃダメ!
というわけではないのです。
1回目会ったけど微妙やった。
2回目で二人で会ってギャップ萌えした。
3回目と4回目で印象が固定した。
恋愛対象内にはいって何度かデートをした。
6回目に告白して付き合った。
とかって普通にありますから。
2回目でギャップがおこればそこから3回会って固定するパターンもあれば、印象が固定した時点で超あなたに恋をしていれば数回程度引き延ばしたって特に問題ないんですよ。
だから鵜呑みにしないように。
まずは印象を悪い方向に向かわせない事・・悪い印象になったとしてもその力を使って好印象に変えることができるようになっておきましょう。
だから・・・スリーセット理論は使えない。
ということを言いたいわけではありません。
3回で決まる=塗り替えにも3回必要になる。
あまりに長期になるとどうしてもラベルが貼られがちなのも確かだし、相手が脈アリ状態であるのならば諦められる前に鉄は熱いうちに打てというように一気に告白したりキスしたりしたほうがいいです。
印象は回数を重ねて固定化されるのも間違いありませんからね。
ただ、この印象というのは変える事もできる。
=新たなものに更新をすることもできるのです。
3回で印象が固定させることができるということは変えることもできるんですね。
3回程度で固定化された印象ならば・・・
勘違いだと気づいてもらえれば3回で印象を更新することも可能だという事になります。
ただ、ここで気をつけてもらいたいのが初頭効果と親近効果の記事で解説したように、、、
固定化された印象を変えにくい柔軟性のない人。
が結構な割合でいます。
そんな中でもし印象を変えるのならば、今もっている相手の印象をガラッと変えるのではなく部分を変えたり時間をおいて見た目などからも一気に変化をつけて変わった感をかもしだすのが一番効果的です。
変え方はやる事だけ言えば簡単です。
でも、考えて導き出すのが難しい(笑)
ここで使うのがイメージセット理論というものです。
これは行動経済学などで論文なども出ている、人が印象をいかに脳の中で作り上げているのか?を解説したものです。
この論文によると僕達人間はありとあらゆる情報を集めてそれを総合して一つの印象として捉える認知傾向があると言われています。
例えば、カルピスという言葉を聞くと、昭和の時代に幼少期を過ごした人は上のようなイメージの組み合わせによってカルピスが象徴されています。
人の印象というのは、、、
ありとあらゆる印象要素を脳内で1つの印象に
統合した雰囲気的なものになるんですね。
これは人も一緒なのです。
あなたという人間の言動全てを相手側が1つの雰囲気として記録するんです。
例えば、あなたが
✓相手の要望や希望を無視してデートスポットを決める。
✓相手の悩みをよく聞きもせず解決策を提示する。
✓断るとイライラしたり媚売ったりする。
✓批判や反論をするとキレやすい。
✓車の運転中に邪魔があると運転が荒くなり煽る
✓武勇伝や自慢話が多い。
✓他人の悪いところしか言わず自分のほうができるという。
という行動をしていたとしましょう。
すると相手は、あなた=自己中・あなた=自信過剰というように象徴したラベルをはってしまうのがイメージセット理論の基本です。
つまり、全ての行動を1つの象徴として印象付けるわけです。
しかし・・・相手は印象を変えられません。
変えようとさえしてくれないんです。
なぜなら、脳が疲れてしまいますからね。
実際印象を変えようとするとありとあらゆる質問を投げかけないといけないし、それを脳内でまとめなきゃいけないので脳の負荷が半端ないんです。
そもそも僕ら人間は自分以外の人間にそれほど興味持てる生き物ではないですし。
それなら離れたほうがマシなわけです。
またはそのままの印象で我慢して関わり続けるか。
そのため相手に印象を変えろ!と言っても無駄なんです。
「そうじゃないんだよぉ~」「思ってるからだよぉ~」と言っても無駄なんです。
そうじゃないと言おうがやったあなたがやった行動を繰り返します!
と言っているようにしか聞こえないのですから。
そのため、相手のイメージセットを変えるのです。
まずは、あなたに対して相手が抱いているイメージを書き出していきましょう・・・。やった行動とそれが相手からどうみられる可能性があるのかをよく考えて書き出してください。
言い訳ナシで書いていきましょう。
そして書き出した印象を一言に象徴をしましょう。
あなた=〇〇とみられている可能性があると。
そしたら、この印象を変えるためにはできる
・1つ変えたら印象が変わりそうな事
・追加したら全体印象が変わりそうな事
・全てを変えてしまうたった一つのコンセプト
がないかを考えてみるのです。
例えば先ほどの・・・
・相手の要望や希望を無視してデートスポットを決める。
・相手の悩みをよく聞きもせず解決策を提示する。
・断るとイライラしたり媚売ったりする。
・批判や反論をするとキレやすい。
・車の運転中に邪魔があると運転が荒くなり煽る
・武勇伝や自慢話が多い。
・他人の悪いところしか言わず自分のほうができるという。
で言えばかなり印象が悪くなってる可能性が高いので、全ての印象を変えてしまうたった1つのコンセプトを見つけ出すのがいいでしょう。
では、
「これまで俺は自分が認められたいばかりで行動をしてきたけど、誰も認めてこなかったって気づいたんだよね。」
となれば、上の行動は全てなくなったと感じられるはずです。
1つを変えるのならば
「もっと一緒にデートで行く場所とか決めればもっと楽しいじゃんって思ったんだよね!」
1つ付け加えるのならば
「本気で上のことをやるのではなく冗談でやれるようになる!」
とかですかね。
しかし、これはあなたの印象がどういった行動や言動によって生み出されているのかをある程度分析しないといけないので結構ストレスかもしれませんが・・・
相手と本当に仲良くなりたいと思っているのならば・・・
より良好な関係を作りたいと思っているのならば・・・
好きな相手と付き合いたいと思っているのであれば・・・
復縁をしたいと思っているのであるのならば・・・
次の恋愛に活かしたいと思っているのならば・・・
できるはずですよね。
一度、相手の立場にあえてたってみてやってください。
イメージセット理論に関しては別の記事でいつか詳細に話していく予定ですが、とにかくこの基本だけでも十二分に効果ありますし僕も何か壁にぶち当たったときは未だにやっている事でやればやるほど自分が成長できるのでやっていきましょう。