僕達人間は、自分の精神的な部分で行動をおこしたりおこさなかったりします。どれだけテクニックや方法論を学んでも精神的なストレスや弱いメンタル状態だとどうしてもパフォーマンスは落ちてしまいます。
行動しようにもその動機がなければ行動ができません。
感情に振り回されるほど正常な判断もできにくい。
中にはストレスをためすぎて仕事ができなかったり、狂ってしまったりして、薬を飲まないと安心しないという人もいるかもしれません。また、逆に感情をコントロールし何も感じなくさせていき苦しみも悲しみも感じないけど喜びも感じられないなんて事になっている人もいます。
非常にこれは危険なことかもしれません。
しかし、僕達は感情を持つ人間でありメンタルや精神と上手に付き合っていかなければいけません。感情は切っても切れないものですから・・・
今、自殺者も増えているストレス社会という負荷の強い世の中でメンタルを鍛えていくことは非常に重要になってきます
今日は、一時期、ストレスに押しつぶされ鬱状態・引きこもりの状態から強靭なメンタルを持っているといわれるようになった僕が、ストレスと上手に付き合いメンタルを強くするための7つの方法を紹介していこうと思います。
ここで紹介することは、人生のあらゆる場面でも応用可能な事なので一度読んで納得するだけでなく時々振り返ってみてもらえると効果はあがると思います。
1.何にも動じない強靭なメンタルは無理
よく、メンタル系や自己啓発系の人が「俺は何も動じない」「私はメンタルが強い」とか言っている人がいたりしますが、僕はそんなメッセージを発している人達の弱い部分をたくさん見てきた人間です。
そういう人達の話を聞いて「メンタル強いですね」と思うかもしれませんが、そんな彼らから僕はメンタルが強いと言われるタイプの人間ではありますが、僕はメンタルが強いわけではありません。動じる事もあればメンタルが弱くなることもいまだにあるのです。
そもそも、メンタルが弱いと言われる人たちは
・真面目で几帳面な人
・完璧主義で頑固な人
・内向的で自分を出せない人
・取り越し苦労をしてしまう人
・融通が利かない人や自分の価値基準を変えない人
というような特徴を持っています。つまり、メンタルというのは柔軟性がない場合が多く、現状に不満や不安を持っていて自分の世界が絶対的に正しいと思ってしまっている傾向が高いのです。
また、周りのルールや過去のルールに縛られていることもあるかもしれません。しかし、メンタルの強い人というのは逆に、ある程度柔軟性があり、「まぁいいか」とか思ったり「自分は自分」と思えたり「人生は思い通りにならない事もある」「これもいい経験になった」というようにとらえます。
しかし、これが過剰になれば・・・ただのバカですよね(苦笑)1つも間違ってもない自分は正しいと言っても誰にも認められなければ無意味なように・・動じないと言われても無意識化で自分がクリアできていない部分に関しては、相手に攻撃したりして出てしまうのです。
つまり・・・100%絶対に動じないメンタル。
はさすがに無理だということです。しかし、昨日より今日、今日より明日少しずつメンタルを強くしていくことは可能です。そして・・・完璧ではなく重要な部分のみ以外は強くするということ・・弱くてもいい事もあるいうことは知っておいてください。
精神的な強さというのは思考や感情の癖を改善することです。まずは「メンタル弱い=ダメ」ではなく「メンタルが弱い=部分があってもいい」というところから自分を助けてあげるところからはじめましょう。
「自分はメンタル100%強い」という人達が自分の弱さを無視して、強くなれ強くなれと弱さも見せず傲慢になりすべてを失ってしまった・・なんて事のないように弱い部分があっていいというのはまずは忘れないようにしましょう。
2.思いっきり自分の弱さを出そう。
もちろんこれは人に出さなくても構いません。もし、出しても受け止めてくれるような人がいるのなら出してもいいでしょう・・・。
先ほども言いましたが、無理にメンタルを強く見せようとすればするほど自分の弱さを無視することになります。無視をして我慢をして強く見せても、無意識化で出てしまいます。
自分の弱さが何から来るのか?
それを知るためには自分の弱さを出してみないとその正体が何なのかわからないのです。心理学的にストレスを発散をする際も「感情を感じそれを表現をし判断をして」初めて俯瞰で物事を見てベストな判断ができると言われています。
感情を抑えるような自分のコントロールをすると自分の臭い部分に蓋をするかのごとく蓋の隙間から時々臭いにおいが吹き出るようになってしまいます・・。無意識化の反応として表れてしまうのです。
その為「出す」という事を是非やってください。自分の思いを弱さを感じきり、誰にも迷惑をかけないように表現をしてみてください。堤防でなく、カラオケで叫ぶ、思いのたけを全て出し切るのです。
弱くてもいいので、駄目でもいいので絶望を感じてもいいので全力120%出してみてください。「弱さを知るものが本当の強さを知る」というように、まずは、メンタルが弱い部分をまずは出してみましょう。
3.とりあえず笑ってみよう。
思いっきり自分の弱さを出すと・・当然立ち直れるかどうかわからなくなるくらいまで落ちてしまう事にもなりかねません。
そんな時、あえて笑ってみてください。
全力で笑いを表現してみて欲しいのです。僕達の感情は感じてから体に現れますが、逆に体の動きから感情を感じるのは神経言語プログラミングでも言われている事です。
思いっきりテンションをあげて「ヤッター!」「ヨッシャ!」と体で表現をしてみてほしいのです。とにかく笑ってみましょう。これは、実際にメンタルの弱さが態度や表情や反応に現れたときにも意識してください。
メンタルが弱いと実感をしている時、緊張したり不安になったり、ビビッってしまったり、体がガクガクブルブル震えたとき・・自分の弱さを感じた時はとてもじゃないですが笑う事はとてもじゃないですができませんがあえてやってみてほしいのです。不思議とあなたの気分は良い方向に近づける事ができるでしょう。
4.失敗なんて当たり前
自転車に初めて乗れるようになる前に一度たりとも転んだことはない・・なんてことはないはずです。僕達人間は往々にして失敗をします。転んで痛い思いをしてうまくなっていくのです。
しかし、僕らは失敗を怖がります。怖いと今度は不安になり「自分にできるんだろうか?」「またああなったらどうしよう」と思ってしまうかもしれません。
でも・・・僕らは誰だって何事もうまくなるまでは失敗をするものです。そして、失敗に恐怖をする気持ちがパフォーマンスをさげメンタルを弱らせてしまう1つの原因になってしまいます。
でも、あなたは自転車に乗れるようになったのも歩いているのも・・・少なからず失敗に失敗を重ねてできるようになっているのです。思い出してほしいのです・・不可能な状態を可能にしたことのあるあなたを。
精神的な弱さを超える強さを手に入れるためには、あなた自身が”乗り越えた事がある経験”からなる自分自身の可能性を信じる力が必要になります。くじけて辛い経験を超えたあなたならば、メンタルの弱さを超える事も可能なはずです。
メンタルが弱い状態だと、今までやったことがない事、アプローチでさえもできなくなってしまいます。でも、違う事をやれば、今までと違う世界が見えるようになるのです。そのためにも・・・
まずはあなた自身があなたの可能性を信じるために「過去にできたこと」「乗り越えたこと」を当たり前だと決めつけずに思い出してみましょう。
5.そのストレスから何が得られるかを考えてみよう
精神的な弱さは、ストレスからくる場合がほとんどです。そして、ストレスというのは負荷です。筋トレをしたりダイエットをしたりする際には必ず肉体に負荷(ストレス)をかけます。
負荷(ストレス)があるから筋肉は発達するのです。そして、あなたの精神面も負荷によって鍛えられます・・・つまり、ストレスはあなたを鍛えてくれるダンベルやバーベルみたいなものなのです。
しかし、筋肉痛になるようにストレスは痛いですよね。
でも、少なからずあなたの理想の肉体を作るためには必要になるし、得られるメリットはあります。健康になるとか見た目がカッコイイとかモテるようになるとか・・・(笑)と同じようにあなたに襲い掛かる負荷(ストレス)はあなたをより強くしてくれます。
では、そのストレスを超えたときあなたの人生はどう変わるでしょうか?
ちょっと考えてみてほしいのです。その負荷を超えたときのあなたの人生の変化を・・「負荷を超えるくらいのメリット」があるくらいまでイメージしてみて欲しいのです。
あなたを動かすのはあなたです。そのあなた自身がメンタルを強くするメリットをより強く感じれば感じるほどメンタルが弱くなった時にあなたはそれを超えるだけの力が湧いてきやすくなるはずです。
6.自ら負荷を与えてみよう。
とは言っても、負荷が強い状態が外部から与えられているとどうしても超えられる気がしませんよね。仕方なくやっている仕事や人付き合いなどの中のような負荷を無理矢理与えられるような環境下ではどうしても超えるだけの理由は見つけにくいかもしれません。
人は自分で選択したものには本気になれても、誰かに選択させられたものの中では本気にはどうしてもなれないのです。そして、負荷が大きいほどその負荷に耐えられずメンタルがやられてしまいます。
イキナリ150キロのバーベルを持ち上げる事は難しいですよね。
だから、もし負荷が大きすぎる場合は、10キロのダンベルから始めるように自分で「あえて」超えられそうな負荷を与えてみてください。例えば、「見知らぬ人に挨拶を10人する」というところからでもいいです。
「笑顔になる」でもいいでしょう。リスクのあまりないところで誰にどう思われてもいいような場で自らあえて負荷を与えてみてください。今までやったことがない事で多少ストレスを感じることを自ら課してやってみるのです。
どんな小さな事でもいいので・・・そうして少しずつ負荷を大きくしていってストレスを超えてメンタルを強化していってください。しっかりと、基礎トレーニングをすれば後の負荷は簡単に超えられると感じられるようになるはずです。
7.ダメなところではなくいいところを探してみよう。
自分で負荷を与えて大きくしていく中で、「ダメだ・・」と思う時が来るかもしれません。でも、そういう時にあなたを支えるのは、小さなストレス(負荷)を乗り越えてきたあなたの自信です。
僕達は、自分が超えられそうな事をあえてやると「超えて当たり前」だと思ってしまうものです・・でも、そうじゃなくてどんな小さな負荷でも出来るようになったこと、成長したこと、いいと思ったところを探し喜んでください。
成長をしっかりと感じてほしいのです。
あくまで僕らが生きているのは今この瞬間です。その瞬間瞬間を喜びを感じられるほど、より大きなストレス(負荷)も超えられるという自分で思えるようになるはずです。
そして、そのちょっとした習慣が、どんなことがあろうともいい部分にフォーカスをあてる癖になるはずです。メンタルや精神的な弱さというのは「心の習慣・思考の習慣」からうまれます。
日常からいい部分にフォーカスする癖があれば、あなたは予想外のストレスでも楽しむことができるようになっていくはず。まずは日々意識的にいい部分に目を向ける癖をつけましょう。
確固たる自信とは何か?
確固たる自信というのは決して「今自信となる根拠」があることではありません。大事なのは「どんなことがあろうとも乗り越えられる自分自身の可能性」を信じることです。
それは積み重ねていくと確信に変わっていきます。そして、僕自身これまでその積み重ねによってどれだけへこんでも障害がおこっても「今たとえできなくても俺は超えられる」と思えるようになりました。
いかに自分の可能性を切り開いてきたのか?それがあなたの自信の源になるのでしっかりと一歩一歩今を生きてください。