1.カリギュラ効果とは?
恋愛でもビジネス(セールスや広告)でも頻繁に使われているカリギュラ効果ですがこの心理学の効果はあまりにも効果が絶大なので絶対に使用しないでください。
使用をするとどんな人でも操れるようになってしまうため・・・
あなたの人生は必ず破滅に追いやられることになるでしょう。
なので見ることもやめてください。
・・・あなたは今どう思っていますか?
すぐにぺーじを閉じたい気持ちになりましたか?
それとも見たくて仕方なくなったでしょうか?
たぶん、見たい気持ちが逆に高まってしまったはずです。
これこそがカリギュラ効果なのです。
カリギュラ効果(カリギュラこうか)とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことをいう。 例えば、「お前達は見るな」と情報の閲覧を禁止されると、むしろかえって見たくなる心理現象が挙げられる。
引用元:Wikipedia
あなたはこのカリギュラ効果というのが非常に効果が絶大だから使用しないで。
と言われることによって、そんなに絶大なの!?という感覚を感じたはずです。
禁止をされる事によって、むしろその物事にフォーカスが当たってしまうんです。
よく、僕ら人間は誰かに何かを禁止しようとします。
「それはしないで!」
「あれはしちゃダメ!」
「これは絶対に言わないで!」
みたいな。
そうやって禁止をすることによって誰かに何かをやめてもらおうとするんですが、、、
これはかえって逆効果になってしまう方があきらかに多いのです。
「飲んだら乗るな!」
と言われると逆に飲んで乗ったらどうなるんだぁ!?という事が気になってしまったり、飲んで乗っても別にそんなにひどく酔っぱらってないからいいだろ!飲んで乗って何が悪いんだ!?俺は飲んでも平気だ!という思いがわいてきて乗ってしまうんです。
絶対やるなよ!
というのは下手すると
絶対やってよ!
と言っているようなものなのです。
最近では、このカリギュラ効果をビジネスのプロモーションに取り入れて商品をヒットさせた例も結構あります。
「絶対にやるなよ!」
「閲覧禁止」
「絶対に食べてはいけない辛い料理」
というようなキャッチコピーとかって聞いたことありますよね。
このようにカリギュラ効果を上手に活用することによって宣伝をすることによって「もっと見たい」「もっと欲しい」「もっと知りたい」という欲求を強める効果があるのです。
2.なぜカリギュラ効果がおこるのか?
では、なぜ僕ら人間はダメだと言われた事をしてしまうのでしょうか?
こと恋愛においてはカリギュラ効果と言えば、略奪愛や浮気や不倫とかは社会的にはダメ!裏切り!やってはダメな事!という禁止行為と言えるでしょう。
「俺は、私は、、、そんな事はしない!」
という人もいるかもしれませんが、もっと小さなところで言えば僕らはこのカリギュラ効果をやっているんです。
例えば、カロリーの高いものは絶対に食べてはないようにしよう・・
と自分で制限を与えてラーメンと食べてしまった。
そして、やってしまったと思い取り戻そうと明日は食べないようにしようとまた制限。
食べる事を禁止したことによってより食べたい欲求が増して大食いをしてしまった。
というようなケースはないでしょうか?
心理的な現象としては浮気や不倫もダイエットも一緒なんです。
怒らないようにしようと我慢するほど溜まったストレスが一気に爆発して大激怒・一気に鬱になるのも一緒ですね。
では、なぜ僕らはこのカリギュラ効果という心理的な現象がおこるのでしょう?
これは色んな角度で説明が可能なのですが、よく言われてるのは「制限をする事そのものがやりたくなる心理を駆り立てる」「やってはいけない事・ダメな事を人間はしたがる」みたいなことも言われていますが・・・確かにそれも一理あるのも確かです。
ただ、もうちょっと違う観点でカリギュラ効果を解説していきましょう。
例えばですよ。
「浮気だけはしないでね!絶対に!」
と言われたとしましょうか。
このセリフを聞いたときに僕らの脳は何を想像するのかを考えてみてほしいのです。
・・・どうですか?
たぶん、浮気をしてる自分をイメージしたと思います。
そもそも僕ら人間の脳というのは「それがいいか?悪いか?」という事を判断するよりも、瞬時に脳の中でイメージを膨らませるほうを無意識的におこなってしまうし脳裏に焼きつけやすいのです。
そのため「浮気」というキーワードだけで浮気のイメージを
更に「もうキスの時点で浮気だからね!」となれば
もっと臨場感の高いイメージをしてしまうのです。
そのイメージをもった瞬間。
そこから感じる印象が快の感情であれば求める欲求が強くなり。
そこから感じる印象が不快な感情であれば避ける欲求が強くなる。
んです。
また、中には「あれをしてはいけない!」「これをしてはいけない!」という窮屈感に不快な感情を感じる場合もありますが。
この3つのパターンの場合で言えば、
・浮気をしちえるイメージそのものが快楽や快感である場合
・窮屈感による不快な感情の場合
は浮気する確率があがり、
浮気のイメージが不快である
場合は浮気する可能性は低くなる。
わけです。
このようにカリギュラ効果というのは僕ら人間の脳と心理の構造によって当たり前におこりえるものだということは覚えておきましょう。
つまり、もしこのカリギュラ効果を最大限活用するのであれば・・
浮氣や不倫や略奪がカリギュラ効果が高いように
「一般的には悪いのはわかってるけどその中に快が存在するもの」
を使うといいでしょう。
例えば、
「めっちゃ旨いデザートあるけどダイエット中だからダメか。」
とか言って誘うとか。
「えぇ~~~!でもちょっとくらいならいいよぉ!1週間食べてないし!」
みたいになりやすくなります。
このように隠されたり禁止されると逆に気になってしまって注意を向けてしまうカリギュラ効果は日常会話を盛り上げるためにもビジネスの現場でもあらゆる場で使いこなすことができるので是非活用していきましょう。
「禁止しなかったらそれじゃあ余計やっちゃうじゃん!」
と、禁止をしちゃダメだというとよくこういう人がいます。
これ、面白いものでビジネスとかでこのカリギュラ効果を使ってる人で分かってる人でもなぜか恋愛になると禁止をしちゃうとかいう人結構いるんですよね。
カリギュラ効果って広告とかでめっちゃ効果ある!だから禁止すればいいんだYO!
と言いってるけどプライベートの話になると
浮氣はダメって言ったのに浮気しやがった!
とか(笑)
これってある意味、こういう心理学を「相手を自分の思い通りに動かそう」とする思考で使ってるからやってしまうんじゃないかと思うのです。
売上をあげる為→カリギュラ効果を使う
浮氣をさせない為→やるなという。
みたいな。
束縛が逆に最悪の結末を生み出すのは確かにそうなのです。
それならば、「浮気するな!」よりも「浮気をしたかったらしてもいいからね・・その時考。えるから・・・」と言った方が浮気の場合はいいのです。
これだと浮気をした後一体どうなるんだ!と言う恐怖や不安がついてくるのです。
カリギュラ効果の使い方というのは
相手の頭の中にあるイメージに何を残すのか?
がポイントになってくるのです。
そのため浮気の快のイメージとその後の漠然とした恐怖のイメージが残れば・・・
しなくなる可能性が高いのです。
しかし、それよりも・・
一緒にいる時間を楽しみそれを途中で遮断する。
それならば、二人の関係の方を快にしたほうがいいと思います。浮気のほうが快になってしまわないようにするためには“浮気をしないほうがいいよね!”という関係を作った方が絶対にいいです。
カリギュラ効果も使いどころです。
そのため、あなた自身の目的に合わせて上手に使ってください。まずはやってほしい事に対して禁止をしてみてやってほしくない事には禁止をしないところから実践していきましょう。
カリギュラ効果の本当の対処法とは?
よく、カリギュラ効果の対処法を教えてください・・・みたいなことをいう人がいますが個人的には対処なんてしなくてもいいんじゃないかなと思います。
カリギュラ効果の対処法は結局のところ
自分が一体何を求めているのかを理解する事
でしかありません。
これはどんな心理学テクニックでも一緒で洗脳やマインドコントロールの唯一の対処って自分自身が求めているもの目指す者を明確にする以外にないのです。
そのため自分の求めているものは何か?
がわかっているだけでカリギュラ効果を対処しやすくなるでしょう。