あなたにとって理想の恋愛関係・理想の夫婦関係とは何でしょうか?
こういう事を聞くと
「彼がこんな人でぇ~」
「彼女がこうで」
みたいに理想の恋愛相手・結婚相手のことを話しがちですが、これは理想の関係の話ではありません。
自分の理想の相手が〇〇で。
というのならばあなたはその異性にふさわしい自分にならないといけないのです。
だけど僕らは男女関わらず
「もっと彼がこうだったら・・・」
「もっと彼女がこうだったら・・・」
みたいなことを考えたり言葉に発したりしてしまいます。
でも、それでは何も変わることはありません。
そして、多くのカップルや夫婦や別れる羽目になったり、一緒にいても通じ合うこともできず互いに一緒に生きるということを本当の意味でできなかったりします。
中には一緒にいることでどんどん不幸な人生を創っていく。
というパターンもあったりするんです。
でも、そんなの好ましくはないですよね。
どうせならば、一緒にいて楽しく分かり合えない時も乗り越えて認め合ってよりよい人生を互いに創っていける最愛のパートナーになりたいと誰もが思っているはずです。
そこでここでは理想のパートナーシップ(恋愛関係・夫婦関係)に至るまでの三段階説。
関係性のステージについて解説していきます。
ちなみにこの段階説は恋愛や夫婦だけに関わらず仕事や友人などの人間関係にも当てはめることができるものなので、相手次第でも半分はありますがあなたがその気になればこういう関係を構築できるようにはなるので是非知っておいて取り入れてみてください。
すぐには不可能かもしれませんが少しずつ・・
近づいてければ楽しみながらより良い人生を一緒に創っていけるパートナーとの関係を構築できるようになるはずです。
1.共依存関係
共依存というのは、自分と相手がその関係性に過剰に依存している状態で、相手に対して依存をされる事に無意識的に存在価値を見出す傾向があって、相手をコントロールし自分の望む行動をとることによって心を安定させようとする傾向がある状態です。
代表的によくあるのが・・・
・誰かに世話をやいたり面倒を見ている自分に心の安定を感じる
・逆に誰かの世話をやこうとしたり面倒を見ることを拒否されると無価値感をかんじる
・相手が自分との事で泣いたりしがみつかれると嫌々ながらも満たされた感覚も感じる
・誰かの尻拭いをすることに自分の価値を見出す。
・自分が犠牲になってる事を愛情表現にしようとする。
などがあります。
「こんなに頑張ってるのに・・・」「こんな辛い思いをしたのに・・」「ああしなさい!」「こうしなさい!」「こうするべきだ!」「あなたのせいで!」「○○ちゃんのせいで!」と誰もが思ったことがあることかもしれませんが、これが人間関係・恋人関係に現れているのならば、それは共依存の心理状態と言えるのです。
この共依存の状態だと、自分の存在価値を相手の中から見出そうとしてしまうので・・
無意識的に相手の足をひっぱる言動をしてしまいます。
誰かの世話を焼くためには「相手のダメな部分」「まだできていない部分」を見つけないといけないので、どうしてもそこにフォーカスが当たってしますし、誰かの世話をやけないと無価値感を感じてしまうため相手のできていない状況で理詰めで自分が必要だと思わせるようにしがちです。
そして、その相手の尻拭いを自分自身はしたくなくてもすることでしか存在価値を感じないので頑張って無理をして尻拭いをします。
すると相手は恩みたいな感覚を無意識的に感じるのです。
しかし、これはある意味で自分の可能性を信じてもらえてない。
という感覚を相手に感じさせる可能性が出てきてしまうのです。
「あなたはやればできる子だから!」
と言いながら、
「なんでそんなことするの!」
「自分はこんだけ頑張ってるのに!」
「あなたは何をやってもダメだから・・」
と日常のあらゆるところで言っていたり行動をしているのならば・・
相手は
「信じてもらえていない。」
「自分はダメなんだ・・」
というレッテルを貼りやすくなってしまうのです。
しかし・・ダメな部分にフォーカスをされているので、相手は自分の可能性を信じられないのでいなくなるとそれは、それで困るような感覚を感じるので泣きつかれたりすがられたりして嫌々ながらもその一瞬無価値観から解放された気分になるので楽にはなるかもしれません。
でも、また繰り返す
共依存の関係はこれを交互に繰り返している。
逆にこの仕組みにどっぷりはまっている。
互いに互いの足を引っ張り合っているような心理状態を作ってしまっているこの状態を共依存の関係での代表的な状態です。
現実的に見れば助けられている。
しかし信じられてない気がする。
うざいと感じる時がある。
でもいないと困る気がする。
自分は大したことは何もできない価値がないと感じている。
でも、この人には自分がいないと何もできないと思ってる。
そして、何よりもこの依存状態がひどくなると「自分の事なんてどうでもいい」ということを言ってしまうので。相手は最初は「違うよ。」とは言いますが「俺が(私が)いるから相手はこんな風になっちゃったんかな。」と思い「自分の言ってることを信じてくれない」という心理と相まって「本当にどうでもいいんだろうなぁ」という態度に変わっていく可能性がかなり高くなってしまう可能性があがってしまうのです。
相手を通じてしか自分の存在価値を見出せない。
という心理状態をかんじて互いの価値を潰していく状態が共依存関係なのです。
2.自立と依存の対立関係
先ほどの状態は互いに依存をしている心理状態ですが、その依存の心理状態から一方が抜け出して自分の人生を生きようとしはじめているのが自立と依存の対立関係です。
一方が依存をしてしまっている。
しかし、もう一方が自分の足で立とうとしている状態ですね。
・誰かに世話をやいたり面倒を見ている自分に心の安定を感じる
・逆に誰かの世話をやこうとしたり面倒を見ることを拒否されると無価値感をかんじる
・相手が自分との事で泣いたりしがみつかれると嫌々ながらも満たされた感覚も感じる
・誰かの尻拭いをすることに自分の価値を見出す。
・自分が犠牲になってる事を愛情表現にしようとする。
これらをやめようとした時。
または、こういう相手にハマっている状態から抜け出そうとしている時に、自立と依存の対立を生み出してしまうのです。
また、中には共に共依存関係を続けて
自立したい側が「こんな共依存関係は嫌だ!」
と言葉にできなくても伝えてたりすることも。
無意識的に自分が依存をしていることに気づかずその状態から
抜け出したい側と抜けだしたい・抜け出した側におこるのが
この自立を依存の対立関係です。
よく言われてるのが「お前いい加減自立しろよ!」「依存するな!」みたいに言う側。
「でも、」「私は頑張ってるのに」と無価値感を前提とした行動や選択のパターンそのものを否定されているような気がしてより無価値感を感じている側。
の争いがおこるのです。
依存をしている状態というのは自分で何かを乗り越えた経験がないので相手の立場にたって話しをすることも苦手になり互いの視点ではなく自分視点での対話になってしまうし、自立している側は依存をしている状態を否定したり相手にしなくなるパターンが多いのでいつまでたっても抜け出せなくなってしまうのです。
この関係性は結構キツイいかもしれません。
ここを抜け出すためには、
・依存側が依存から抜け出し自立をするか?
・自立している側が依存する側によりそい少しずつリードしていくか?
の2つしかありません。
しかし、自立している側がリードをする場合はかなり精神的な疲労を感じてしまい自分自身のパフォーマンスが劇的に低下する可能性や巻き込まれて鬱になる可能性もあるので結構なパワーが必要になりますし、依存側は「今までの自分自身の選択を否定する段階」を越えなければいけなくなるのでなかなか難しいです。
客観的にみれる誰かが間にはいらないと難しい・・・。
のですが、ここである意味で本当の好き・相手のあなたを思う気持ちを信じるか信じられないか?が試される場面なのかもしれませんね。
3.相互依存
そして、最後が相互依存関係です。
相互依存関係と共依存関係には明らかな違いがあります。共依存関係は自分自身が「無価値」だということを前提に動いていたので精神的な疲労やネガティブなかんがえがとまらない傾向があります。
常に無理な頑張りと努力を必要としているので疲弊をしますし
ちょっとしたことで相手を疑ったり否定や批判をされている
感覚を感じてしまいます。
自分自身に無価値感をかんじているので周囲の人に価値を見出すこともどうしても難しくなるのです。
「あなたには価値がある!」
とはいうものの
「あなたには価値がない。」
と無意識的に伝える言動をしてしまいます。
これは・・どうしても相手の精神的な疲労を生み出します。
しかし、相互依存関係というのは逆で頑張ったり努力したり犠牲心を感じることなく自然体で相手にしたいことをします。
そして、相手が無意識的に求めているものを与えられ、
相手のちょっとしたことに感謝をすることができる。
互いにそういう状態を作り出せている時が相互依存関係なのです。
これは一方が導き出したパターンもあれば、互いにそういう状態を作れる2人が一緒になったパターンもありますが・・
自分が喜んで自分と相手のためにできることが自然と湧き出し
相手の至らない部分を得意な部分で互いにサポートしあって
感謝をシェアしあえます。
喜びが喜びを生み
感謝が感謝を生み
満たしあえるのです。
この関係になれば互いに精神的に充実しあらゆることが互いに協力しあい支え合うことができるようになります、困難なことも満たしながらも乗り越えることもできるのでできるならばこの相互依存関係を目指したいものです。
この相互依存関係だと対立があったとしても、相手の意見を最後まで聞き自分の意見と組み合わせて新たな第三案を導き出すことができます。
一方がA
一方がB
という対立状態になったとしてもそこから第三のC案を導き出せます。
これは相互に互いの違いを否定や肯定をするのでもなく凹んだり傷ついたりすることなく「認め合って」「互いの意見を採用」しようとするからおこることです。
例えば、
・学歴
・自由重視
ならばこの両方を含んだ第三案を導き出せるようになるんです。
一人では作れなかったものが二人だからこそ作れるのです。
しかし、相互依存関係にないと相手の主張や意見を頭ごなしに否定したり、相手の主張が自分と違う場合に否定された感覚を感じてしまいます。
そこに不快感を感じたり愛情を疑うと余計に関係は悪化しますからね。
相互依存関係は「あなたの意見はそうなんだ」「私の意見はこう」「それはなぜ?」「なんのために・・」「じゃあ、どうしていこうか?」というような相手の主張や意見を自分を否定しているものでもなく互いの人生をよりよくするための提案として互いに聞き一緒に共に生きる道を探そうとしていくのです。
しかし、相互依存関係でないと(目指してないと)この途中段階で・・・
「この人は自分のことを否定しているんだ。」
「この人は自分の思い通りにしようとしているんだ。」
「全く自分のことを好きじゃないんだ。」
「私が悪いといわれている・・・」
「もうだめだ・・・」
と途中であきらめてしまいかねません。
でも、それもそれであなたの望む関係性なので別に僕がどうこういうつもりもありませんし、相互依存関係がいいかどうかはあなた次第。
世の中には
「相手をダメにしてでも自分のことを好きになってほしい!」
という人もいますから。
「自分が犠牲になる事くらいしか愛し方がわからない。」
という人もいますから。
ただ、そうではなく満たし合い本当の支え合いが自然とできるような関係を求めているのならば・・・今日から自分の愛し方・愛の受け取り方を今一度見つめてみてください。きっとあなたの人生を大きく変える変化をもたらすキッカケになるはずです。
最後に
見てもらえればわかると思いますが相互依存関係を構築するためには、「相手がどうの」も大事な部分がありますが、それ以上にあなた自身が何を大切にしどこを目指し変化をしていくのかが最低限必要になってきます。
これがなければ相互依存関係を構築するのは難しいです。
ここら辺に関しては、僕が運営しているウェブサイトの1つであるCOCONAVIのサイトを見てみてください。
きっと参考になるはずです。