コミュニケーション力は、人生を生きていく中で避けては通れない技術の1つで、ビジネス、恋愛、友人・・はたまたネットの向こう側にも人がいるわけで・・そういう意味では生きる上では切っては切れないものです。
コミュニケーション能力が低いと人間関係もできにくいし、人にも好かれにくくなる・・はたまた恋愛や親友など深い関係を構築する上でも困ることになります。
人は自分一人で生きているわけではないのですから・・
しかし、コミュニケーションが苦手な人からすれば一体何から初めていけば克服することができるのか?をわからず間違った克服の仕方をしている場合がほとんど。
そこで、今日は、コミュニケーションが苦手な状態を克服するために絶対に覚えておきたい3つの基本項目を紹介していきます。
しっかりと確認して1つずつ徹底するだけで、かなりコミュニケーションレベルが引きあがるはずなので必ずさいごまで読んでください。
1.まず人間関係が苦手を克服する。
あなたは人が怖いでしょうか?それとも人が好きでしょうか?そもそもコミュニケーションそのものが苦手は人や、コミュニケーションのアドバイスをする人もやり方ばかりに目がいっているみたいです。しかし・・・
僕達人間は思いが言葉や行動に現れ表現をされる生き物。
そもそも、嫌われたらどうしよう」ばかり気にしてしまっている状態だと、どうしても相手にその反応が伝わってしまいますよね。例えば、共感をすれば相手は気持ちよく話すというテクニックがあったとしても、共感をしてみて反応が悪い時に何も言えなくなったりビビりながらも共感をし続けようとします。
「そうそう!そうだよね。」と言っても明らかに反応は共感をしていません・・・すると相手はその反応を見て「とりあえず合わせているだけだよね。」と受け取るのです。
つまり・・どれだけあなたがコミュニケーション力を鍛えたいとやり方や方法論を学んだとしても、「嫌われたらどうしよう」「あっ!どう思われてるのかな」とか気にしすぎてしまえばそれが相手に間違った形で伝わってしまうのです。
これでは本末転倒ですよね。
努力して頑張るほどうまくいきません。
そこで、まずあなたに意識してほしいのが「人を好きになる」という事です。相手に興味を持ち好奇心を持って関わる気持ちを維持し行動に表わせばそれだけでコミュニケーション力は向上し好感を得られます。
あなたに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいですよね。
それと一緒で、どう思われるか?とか嫌われたらどうしようか?ではなく、「この人の事をもっと知りたい」「面白そう・・」というように相手を好きになる気持ちが大事なのです。
=人を好きになる。
もちろん、すぐはできないかもしれませんが「人を好きになりたい」と言うところからでいいのでその気持ちを強く強く今までよりも強烈に思ってください。人間関係が苦手ではなく、人間関係を構築したい!という気持ちで臨んでほしいのです。
そのために・・・
1.まずは自分を好きになるから人を好きになれる
2.自分の心を開くから相手も心を開く
3.どんな人間でも人は人であることを忘れない
4.100人中100人には好かれないから評価されようとしすぎない
5.空気を読む前にまずは空気を作る事
この5つは忘れないでください。そもそも自分が嫌い度合い100%の人を人は好きにはなれませんし話したくもないものです。まずは自分を好きになり自分のいいところを探し自分を知りましょう。
自分を知る事で相手を知れる。
自分とのコミュニケーションを楽しむ事でコミュ力も向上する。
前向きに考える癖ができれば相手も楽しませられるようになる。
のです・・・自分のダメな部分もいい部分も含めて自分を好きになる事が初めの一歩です。そうする事で人への興味心や好奇心がうまれます。テクニックやノウハウのようなやり方も心を込めてできるようになりやすくなります。
コミュニケーション力が低い状態の人ほど、自分の内面との会話も非常に下手な場合が多いので、まずは自分の内面との会話を楽しいものに変化させていくことが重要です。
2.2種のコミュニケーションスキル
コミュニケーションを改善し会話上手になろうとする人ほど、ついつい「どういう会話をすればいいのか?」「どういう質問をすればいいのか?」という事を考えがちですが先ほどの例を見てもらえばわかるように・・・コミュニケーションには2種類あります。
・言語コミュニケーション
・ノンバーバルコミュニケーション
この2つです。ちょっと勉強した事がある方なら知っていると思います。
では、先ほどの例をもとに具体的に解説をしていきましょう。
先ほどの例:
「そうそう!そうだよね。」と言っても明らかに反応は共感をしていません・・・すると相手はその反応を見て「とりあえず合わせているだけだよね。」と受け取るのです。
2-1. 言語コミュニケーション
言語コミュニケーションは、その名の通り言葉を通じてコミュニケーションのコトで先ほどの例で言うと「そうそう!そうだよね。」という言葉が言語コミュニケーションになります。
そして・・・ほとんどの人がコミュニケーションを学ぶ際にこの言語コミュニケーションを学ぶ事が多くて恋愛テクニックやノウハウとかでもここを学ぶ事が多いですね。
日本語というのは非常に面白くてちょっとした言葉の違いが相手に与える印象を大きく変える事になります。
「本当にあなたが好きだ。」
「本当にあなたが好きだった。」
同じようなことを言ってはいますが全く違う意味になりますよね。もっと複雑なものになると・・・
「理念を共有した職場の人間関係が大事だ。」
「理念と職場の人間関係が大事だ。」
これも、意味合いが違うことがわかるはずです。こういった言葉をいかに使って相手に伝えていくコミュニケーションを言語コミュニケーションです。どういう話題を使い、それをどのように話すのか?によって相手に対する伝わり方が変わります。
このブログでもデートなどで使える女性を楽しませる会話ネタ 30とか、会話が続かないを脱却!合コンで盛り上げるテク&ネタ7選など、会話で使えるネタ集的なものを解説していますが、キッカケとしては参考にはなりますが無限に広がる会話にいかに対応するためには最終的に言葉のちょっとした使い方にまで意識できるようになることがポイントになります。
2-2. ノンバーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションというのは非言語のコミュニケーションと言われていて、先ほどの例でいえば「明らかに反応は共感をしていません」の部分で、例えばこれは相槌がないとか表情が変わらないとかそういった言語以外の部分のコトを言います。
いくら言語で好意的な言葉を使っていたとしても、緊張しすぎて表情が硬く口角が下がり不安を感じている表情で、声のトーンは低く苦しそうな言い方をしていたら・・・・伝わるのは非言語の部分が優位に立ちやすいのです。
だから一般的には、言語<非言語と言われ言語よりも非言語のほうが重要だと言われています。そして、その非言語に大きく影響を与えているのが、あなたの感情の状態です。
緊張をすれば緊張の気持ちが態度や表情や声のトーンに出る。
怒りを感じれば我慢をしても態度や表情や声のトーンに出る。
逆に感じなくする癖をつけると前向きな表現にも感情が表現できなくなる。
のです。だから、コミュニケーションの苦手を克服をしたいのならば、まずはあなたの気持ちを最優先で鍛える必要があるんですね。とはいえ、いきなり気持ちをなんとかしようとしてもなかなかできません。
そこで今すぐ意識できることとして自分の体の状態を整える癖をつけてください。
例えば、、、
・相手の話を聞く時には意識的に身を乗り出し相槌を打つ
・話す時には体で話すように意識をする
・話の内容に応じて声のトーンを変えてみる
・緊張するなら話す前に体の状態をあげる(ダンスなど)
・会話の時頭でいろいろ考えすぎるなら運動をして肉体を疲労させる
などなどのように肉体的なアプローチをしてみると効果的です。僕達は感情を感じるから行動や反応や態度に表れるのも確かではあるのですが、行動や態度や反応を変える事で感情も変わるのはNLPや心理学的にも実証されています。
実際、僕自身もコミュニケーションが苦手な状態を克服したキッカケは、この肉体的なアプローチのほうが明らかに大きかったので意識的に非言語コミュニケーションから改善をしてみるのも効果的です。
2-3. 重要なのは両方からのアプローチ
コミュニケーションが苦手な状態を克服するためには、この2つのコミュニケーションの両方を克服をしていくことが重要です。もちろん、マインド面・メンタル面も大事ですが行動レベルではこの2つからアプローチをかけていきましょう。
鉄板としては適度に会話のシュミレーションをして話題を決めておいて、あとは勢いに任せて体の状態を意識するといいでしょう。
完璧にすべて記憶をしてシュミレーションをしても、どうせ会話はその通りに進まないのであとは勢いに任せたほうがいいように思います。
準備で言語
実践では非言語
に意識を向けてコミュニケーションをしてください。そして、あくまでイキナリ100点満点を目指すのではなく一歩ずつできるようになっていく自分を褒めてあげてください。
どちらにしても100点満点はありません。一見上手に見える人でもコミュニケーションレベルは無限に高められるので・・・。まずは相槌から・・でもいいので一歩一歩上達していきましょう。
行動しない事が一番のリスクですから・・もしちゃんと練習をしたいのなら友達などに練習相手をしてもらってもいいです。プライドとかそんなものを捨てて上達することにすべての力を注いでください。
3.会話を成り立たせる2つの要素
会話はキャッチボールと言われるように、話題はなんだったとしてもお互いにやり取りがなされていないと成立はしません。お互いに・・・
1.話す
2.聞く
この2つの要素があって「会話」が成り立ちますよね。
言語的なコミュニケーションor非言語コミュニケーションのどちらを鍛える上でもこの2つのレベルを高めるようにしてください。よく、質問さえすれば相手は話したがるから会話が成り立つとか言われている傾向がありますが・・・
確かに間違ってはいないのですが、聞くにしても、ただ無反応で聞くだけじゃダメで話題を提供する時にはあなたの話からしたほうがいいし、相手の話を聞いたときにフィードバックをする際には話すことも必要になります。
会話が苦手な人は、【話す3割:聞く7割】から意識するといいでしょう。では、具体的にそれぞれ意識すべきポイントを解説します。
3-1.話し下手が話上手になるためのポイント
まず、コミュニケーションの中でも話が下手な人は基本的に自分の話をするときに相手にどう思われているのかばかり気にしてしまう傾向があります。しかし、基本的に全部が全部相手に伝わって好感触を得られるわけではありません。
100点満点を取ろうとしようとしないのが最大のポイントになります。その上でまずは自分の楽しかった話とか面白い出来事について話し話題を振るところから意識してみましょう。
そして・・
・小学生に伝わるくらいわかりやすく話す
自分の話が伝わっているという前提で話すのは厳禁・・相手が小学生のつもりでわかりやすく伝えることがまずは最初の練習になります。あと、結論を決めておくと非常に話しやすくなる傾向もあります。
・イメージができるように五感を表現する
3月15日・・ではなく、ある春の晴れた日・・のほうが情景がイメージできるように相手にイメージを伝えるように
・視覚情報・・・長方形のジュース・真っ赤なりんご・ほっぺを赤くして
・聴覚情報・・・グワーって来て・ドカーンって爆発するように…
・体感覚情報・・キュンときた・ブルッってきた・ほんわかした気持ち
この3つの情報を意識して話してみてください。それだけで随分伝わりやすくなります。相手の脳内にイメージを共有できればそれだけでコミュニケーションは円滑にすすむようになります。
・エピソードを話す
自分のエピソードは感情も入りやすいしイメージも伝えやすいので、会話をする際には自分のエピソードを話す癖をつけてください。「上司に怒られた」話ならばそこから思い出された上司に怒られたエピソードというように自分のエピソードを話しましょう。
・気持ちを話すようにする
そして、もう一つはエピソードから自分が何を思ったのか?何を感じたのかを伝えるのも重要です。何をしたのか?に何を感じたのか?がセットになるから本当に相手にあなたの人間性が伝わるのです。
・感情を込めて話す
これは、今相手にムカついたときに「ムカつく」というようなことを言えという事ではありません。過去の話は感情を込めて話すように意識をするという事で感情に振り回されて話すことではありません。あくまで冷静さをもちながら感情を込めて話す事でより言葉は伝えやすくなるでしょう。
※更に具体的に実践レベルで話すスキルを身に着けたい場合は1週間でも効果抜群の話上手になるための7つのトークテクを見れば更に具体的に使えるテクニックを知ることができます。
3-2. 聞き下手が聞上手になるためのポイント
いくら聞けばいいだけじゃ駄目!とはいえ、聞くスキル・質問をするスキルを身に着ければ会話は無限連鎖的に広げることができるようになります。自分が話せない人は聞くところからスタートするのが最もいいでしょう。
・最後まで聞く
とにかく相手が感情を込めて話している話ほど最後まで聞くことを心に誓いましょう。途中で疑問点やわからない事があれば聞くのはいいですが、自分の話をして相手の話を途切れさせるようなことはしないように。
・わかるような質問をする
相手の話で理解できない事があったりわからなかったら、好奇心をもって自分がわかるまで聞いてみてください。「わからないから教えて」とかでもいいです。相手は自分が教える事ができることに喜びを感じます。適度に褒めると更に効果的。
・何を思ったのかを聞く
何をして何を感じたのかを聞くと相手が何を考えどういう価値観の人かがわかりやすくなります。「で何を感じたの?」というような質問をすると相手の感情が盛り上がりやすくなりより深い関係になっていると相手が感じやすくなります。
・具体的に聞く
相手が何が好きか?という1つの話題でも掘れば惚れまくります。「趣味は何?」から「いつその趣味が楽しくなったのか?」「キッカケは?」「特に何が楽しいのか?」「どうして楽しいと思うのか?」などなどあらゆる角度で質問をすることができます。このように具体性を増していく事で相手の話がイメージできるようになるはずです。
※更に具体的に実践レベルで聞くスキルを身に着けたい場合は夢中になって話したくなる聞き上手のコツと方法14選を見れば更に具体的に使えるテクニックを知ることができます。
まとめ
コミュニケーションが苦手な人はまずは会話を楽しめるようになることが最優先です。相手の反応がどうとかはまずはおいておいてあなた自身が楽しみましょう。
相手を知る事・自分の伝え方を工夫をすることを・・・
ただ、イキナリ苦手な人が自分の環境でゼロから実践をすると周りの人からは既にあなたはコミュニケーション下手だと思われているのでビックリされてしまうのでまずは知らない人から練習をするのが最もいいと思いますよ。
自分が成長しやすく自分で工夫をしてみてくださいね。結局最後にうまくなればいいのであくまで一歩一歩でいいので是非実践をしてくださいませ。