復縁において心理学を学んだり活用したりするのは無駄なことではありません。
私たち人間は、理屈で動いているわけでしゃなく感情で動いているわけなので、心理学を学ぶことは決して無駄になることはありませんし、実際に心理学を使えば人を動かすことも可能ではあります。
恋愛でも復縁でも、ビジネスでも人間関係でも最も大事なのは相手の心を動かすこと。
復縁で言えば「仕方ないから寄りを戻す」のではなく「この人と寄りを戻したい」といかに思ってもらうのかが最大の鍵になってきます。
その上で、人間心理について学ぶことは非常に重要ということで、今日は、復縁をする上でここだけは外してほしくない心理学を活用の仕方から具体的な方法論(テクニック)を解説をしていきたいと思います。
しかし注意をしてください。
心理学というのは使い方1つで逆効果になってしまう可能性があるということを。
あくまで復縁は・・・
互いの関係の根本原因を超えてよりよい関係を構築する事。
にあるのですから。
なのでしっかりと自分を振り返ったうえでこの心理学を活用してください。
復縁をするための心理学の基本概念
まず、覚えておいてほしいのはこういう心理学系のものを恋愛に活用する際には「いかに相手を思い通りに動かすのか?」という視点で書かれているものが多いです。実際に他の復縁サイトとかを見ていてもそういう視点で書かれていたりします。
確かに心理学だけに限らずNLPや催眠などなど、あらゆるテクニックやノウハウは人を動かすスキルとしては使えはします。しかし、「自分の為」だけに使うほど嘘偽りを重ねることになりしかも使いこなすことができなくなってしまうのです。
本来、心理学というのは影響力のある素晴らしい方々が無意識で使っていたものをロジック化したものでしかなく「いかなるものに私たち人間は影響されるのか?」という視点で書かれているだけに過ぎないのです。
その為、「相手の為になるという前提の自分自身の為」に使わないと使い切ることはできないということはまずは覚えておいて下さい。
心理学の権威的書籍「影響力の武器」
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さて、それではここで取り扱う心理学の題材は社会心理学を元に解説をされている「影響力の武器」を元に解説をしていきます。これは個人の行動から群集倫理を扱う分野で、実際に使っている人達の中には胡散臭い詐欺などでも使われていたりします。
よく「洗脳なんてロクなものではない」とか「悪」とか言われていますが、そもそも私達人間は、あらゆる場から影響を受けています。ハッキリ言ってしまえば日本の文化でさえも洗脳によって出来上がっているのです。
これは、私達人間の自動的反応に起こっています。
いい悪いは別にしても、これからお話する心理学は私達の無意識でついつい起こしてしまう行動原理であり、これを学ぶことは決して無駄にはなりません。
大事なのは、包丁と一緒で大事なのは使い手です。
人を殺すために使うのか料理に使って人を喜ばせるために使うのか?やはり、そこには「自分の為であり相手の為」に使うからこそ意味があるのです。
ということで、ここではこれらの影響力の武器を「相手の為に使った場合」を元に考えて復縁の方法論について解説をしていきたいと思います。是非、参考にしてみてくださいませ。
復縁に使える心理学1:返報性
人は、相手からモノでなくても何かを与えられるとその気持ちに報いたいと思うものです。逆に言えば相手から何かを奪われると仕返しをしたくなります。これを返報性と言います。
これはモノなどに限りません。例えば、寄りを戻したいと迫り続けたりするのは、正に返報性の原理からはズレているのがわかりますよね。相手は「本気で別れたい」と言っているのにあなたはその選択を「否定」しているわけです。
自分の意思を言う分にはいいでしょう。
「私は一緒にいたい。でも、あなたがそう思うのなら・・・」
というように伝えているのならば相手の事を思っている事が伝わるでしょう。
しかし、「なぜ別れるの!」「ひどい!」「あの時のあなたは!」「なんで別れるの!」みたいに相手を責めるような事をしてしまえば、相手から見れば、否定をされているので嫌な気分になり何とかして仕返しをしようとしたり自分を守ろうとする感情がうまれます。
また、逆によく勘違いをしてしまいがちなのが
「何でもしてあげれば相手は勝手に返したと思ってくれる」
というものでもありません。
返報性の原理を使う際には「見返りを求めない事」が前提として重要になるので常にここは意識してください。
復縁に使える心理学2:コミットメントと一貫性
人は誰でも自分で決めた事については守ろうとする傾向があります。自分で行ってしまったことは一貫して守ろうとするからです。これは例え強制力があったとしても「YES」と言ってしまえばそれを守ろうとし始める傾向があります。
しかし、最もベストなコミットメントは自分自身で決める事に決まっています。
特に恋愛では、社会的なルール的なものが弱く自分の意思だけで選択ができるので、強制力があるほど「これでよかったのか」という疑問がわいてくるわけです。つまり、復縁を成功させるためには、相手にあなたと復縁をしたいと思ってもらう事が大事だと言う事です。
そんな中で「あの時、私を幸せにするって言ったじゃん!」「世界で一番好きって言ったじゃん!」「浮気はしないって言ったじゃん!」と言って過去のコミットメントを責めて今のコミットメントを認めなくしてしまうと、より別れると言うコミットメントが強くなってしまいます。
大事なのは「相手から」思わせてあげる事なのです。
別れ際はできる限り相手の意見を受け入れてあげる姿勢が大事だと言われている理由がここですね。
じゃあ、復縁をする際には、元カレや元カノ自身が「今のあなたとならばより楽しく幸せな関係になれそうだ」と思わせてあげる事が大事だし、誘うときなどにも、ただ単に誘ったりするのではなく「いいね」「行きたいね」と思わせてあげる事が先になるのです。
まずは小さな小さなコミットメントを積み重ねていく。
これが復縁でも恋愛でも成功の秘訣になります。
常に「提案はコチラ、決断は相手」の姿勢を崩さないようにすればこのコミットメントと一貫性は自然とできるようになるはずです。
復縁に使える心理学3;好意
自分を好意的に思っている人には親しくなりやすいという心理ですね。初対面でキレられてムスッっとされるより笑顔のほうが好感を得ますよね。常にこの好意を何らかの形で感じさせてあげる事は非常に有効になります。
よく言われている事としては
・自分と似ている(ミラーリングやペーシング
・相手を褒めてあげる
・同じゴールを目指す仲間
というような方法があげられています。
まぁ、これは初対面からのお話に見えるかもしれませんが、復縁の場合も一緒です。
自信がなさそうならば「なんでそんなマイナス思考なの!」とかではなく、一度「確かにそういう時あるよね」というように受け止めたうえで「でも、私は誰よりもあなたがうまくいく事を信じてるよ。」というような言葉を使ったり、好意を抱いていることをちゃんと伝える必要があいrます。
これは喧嘩の時もです。多くの人は自分の不満や自分がいかに傷つけられたのかを感情に任せて話しますが、それじゃあ相手は「自分に好意を抱いている」とは思えません。
そういう時ほど、怒りの話ほど感情を抜いて「正直こう思ってしまった」と客観的に話しながらも「私はあなただからこそ寂しいと思っている。」という「相手の事が好きだからどうしてもそう思ってしまう」というように表現をするだけで全然イメージが変わります。
常に自分の言葉は相手にとって好意的に思われているようなニュアンスかは常に意識してください。(基本、恋愛において付き合うまでは相手に「付き合いたいという裏がある」と思われるとうまくいきません。復縁も一緒なのであくまで「恋をしている」とかではなく「相手の事を人として好意を抱いている」というニュアンスを心掛けてください。)
復縁に使える心理学4:社会的証明
社会的証明は「みんなが言っている事は正しい」という思う心理で、これは私たちの行動を大きく左右するかなり重要な要素です。例えば、道を歩いている時に多くの人が空を見上げたら、その場に遭遇した人のほとんどは同じようにそらを見上げるようなもので、他にも似たような心理学でバンドワゴン効果などもあります。
・周りの人が言っている事ややっている事には何か理由があるに違いない
・周りの人が正しいと言っている事は正しいに違いない
と感じるわけです。例えば、どれだけあなたが復縁を望んでも、相手の周りや共通の知人などが「やめとけ」と全員言うと一度決断している元カレや元カノは関わりにくくなるみたいな感じです。
よく復縁工作などで共通の友人や知人などに協力してもらうパターンがありますが、それはこの心理学が活用されていて、この社会的証明は私の中でも最も強力な影響を及ぼします。
しかし、もし自分でやるならば口裏を合わせて協力をしてもらうよりも、冷却期間中に周りからあなた自身が成長したり変化をしたと内面的に言われるようになれば元カレや元カノも雰囲気的にそれを察知したりするのでまずは自分の周囲の人に変化を言われたら冷却期間を終了させたり、共通の知人や友人がいる場合ならばそこから周りに勝手に口コミでひろがるようになります。
意図的に手伝ってもらうよりも、個人的には周りに先に変化を感じてもらう方が先だと思うしそうあるべきだと思ってはいます。
復縁に使える心理学5:権威
さきほどの社会的証明の力は、滅茶苦茶重要で、周りの人が変化を受け入れて入れてくれれば、実際に口コミとかじゃなくてもオーラというか雰囲気として影響力を発揮します。
その中でも最も影響力が大きいのが「権威」といって、肩書きや経験を持つ人が協力をするほどその影響力は大きくなるのです。その為、例えば夫婦間や恋愛間においては、権威的な人が間にはいったほうが効果があるのはそのためです。
しかし、これは社会的証明の力を使う際にも注意してほしいのですが、協力をしてもらう場合、元カレや元カノから見て「中立な立場」か「相手よりの立場」の人に強力してもらわないと逆効果になる場合があるということです。
相手から見れば、あなたの味方側を間に置くことは当然ですが「無理やり説得しようとしてきている」状態を作ってしまうのでよりかたくなになる可能性もあり、相手の理由であなたを選びにくくなるからです。ここら辺を注意すると非常に効果的にこの心理は活用できるはずです。
復縁に使える心理学6:希少性
希少性というのは限られたものほど欲しくなるという心理ですが、これは相手を動かすという視点で語られている事ですが、これは正確に言うと「人は失いそうになった時、または失ったときにはじめて本当に大切なものに気づく。」のです。
私は、復縁のアドバイスをする際、
「元カレや元カノと寄りを戻す以上に、理想の恋愛関係を明確にしてください。」
と言う事をよく言います。
これは、復縁できるか出来ないか以上に、諦めてほしくないのが「理想の恋愛関係を構築すること」であり、元カレや元カノを諦める方がまだマシだと思っているからというが最大の理由ではあるのですが、これを作る事で復縁をするとかしないとか以上のものを目的と設定することによって自ずと希少性ができ、相手の選択肢や意思を尊重してあげられるようになるからですね。
「元カレや元カノが違う道を選ぶならばそれを優先させてあげる」
という意思を見せてあげる事によって、自ずと相手の本当の気持ちを知ることができる状況も同時に作ることができるからです。
この希少性は意図的にやるとハッキリ言ってうまくいきませんので、できる限り「自分自身の時間を大切にする」先ほどのように「目的を復縁に置かない」これをやるだけでも自然と希少性を感じさせてあげることができるようになりますよ。
最後に
ここで紹介している心理学を応用して活用してもらうことで、元カノや元カノを動かすことができるようになり復縁を実現させる確率を高めることができるようになるでしょう。しかし、そこには気持ちがなければ意味がないことは覚えておいてください。
工夫をすればあらゆる使い道、活用の仕方があるので、是非あなたの思いをこの心理学にのせて活用してみてください。