略奪愛をするような人を、略奪された側の人やその周囲の人は
「他人の不幸の上に自分の幸福はない。」
という人もいるかもしれません。
でも・・・本当に略奪愛のその後は不幸になるのか?幸せになるのか?
はどうなのか?
と言われたらそもそも論、大概の場合は略奪自体が恋人と一緒にいる事のほうが不幸に感じていたパターンのほうが明らかに多いわけです。
今現在に不満・不安・不幸×
新しい相手に喜び・安心・快感〇
という縮図が存在しないとそもそも略奪は成り立たないんです。
幸せだと感じていたのならば略奪などできるわきゃありません。
という見方だってできるわけです。
「でも、だからってそれって一時の誘惑みたいなものなんじゃない!」
というのも確かにそうとも見る事もできます。
では、本当のところは何なのか?について、略奪愛のその後に幸せになるかどうかについて考えていこうと今回は思っています。これまであらゆる夫婦関係や恋愛関係の相談をうけてきた経験を踏まえた上で解説をしていきましょう。
略奪したその後の2つの展開
さて、略奪愛を成し遂げて成功させたその後、、、
一体どんな道があるかと考えたら普通の付き合いとか結婚と一緒です。
・その後長続きした関係になる。
・別れる(離婚する)ことになる。
ですけど、
・だからって別れたから不幸
・長い付き合いをしたり結婚したら幸せ
とは限りません。
結局、幸せかどうかは一緒に時間を過ごす中でいかなる関係を構築するのかが重要であり、略奪愛のようなたまたま訪れたハードルが(二人の関係の外側にある)高い恋愛は一緒になったからって二人の事を二人で超えたわけではないので必ずしも幸せな関係を作れるわけではありません。
一緒にいてもいつも喧嘩ばかり、二人の関係に溝や亀裂しかない。
みたいな夫婦のほうが多いように、そりゃ略奪愛も一緒なんです。
ただ、
他人の不幸の上に幸せの花は咲かない。
「他人の不幸の上に自分の幸福はない。」
というのは違うと思いますけどね。
そもそも論、大概の場合は略奪自体が恋人と一緒にいる事のほうが
不幸に感じていたパターンのほうが明らかに多いわけです。
二人の関係に幸せだと感じていたのならば略奪などできるわきゃありません。
そうやって考えてみると
別に不幸の上に幸福がある。
わけではなく
一緒にいる事に対して不幸を感じているからよりよい幸せを求めた。
とも言えるわけです。
そうやって考えれば別に略奪愛が不幸の上に幸せがあるとはいいがたい部分もそりゃあるわけですし、中には確かに略奪をすることで自分のほうが価値があると証明し承認欲求を満たすような人もいて、「略奪したら飽きる」というパターンもありますけどね。
まぁ、そういう人は、、、奪い去った瞬間だけが幸せだと感じるだけで永続的な幸せは感じることができないでしょうし、騙されたのならば選んだ自分自身の問題なわけですからそれはそれで幸せのよりどころを誤ったわけですから・・・
そもそも幸せなんていうのは誰かが決めるものでもないし、略奪だから幸せか不幸か?
なんてものもないし、結局
・自分にとっての幸せは何か?
・幸せである自分でいられるか?
・幸せに向かってく関係を作れるのか?
のほうが大事なんじゃないかと思うのです。
幸せな関係を構築できない略奪愛の3つのパターン
とは言ってもうまくいきにくいパターンっていうのも結構あるので最も代表的な恋愛心理学的にありがちな略奪愛で幸せな関係を構築しにくいパターンを3つほど紹介していきます。
一目惚れに近い感覚を感じた
そもそも恋愛感情が強くなると僕ら人間の脳というのはサル並みにIQが低くなると言われていて、それこそが恋愛の醍醐味と言えるのですが・・・一目惚れみたいな瞬間的に好きになるような状態での恋愛感情で略奪愛によって障害があることによっておこる恋愛感情というのは、基本的に一緒になったときに冷めやすい傾向があります。
なので、略奪愛の始まりが一目惚れに近い感覚がどちらかにあるのならば結構注意が必要です。
運命の人だと思った
一目惚れ同様、運命の人だと感じるのも非常に危険です。これまで友人関係(イコール人間関係)があったうえで恋をして運命を感じるのならばアリかもしれませんが、いいところしか見えない中で恋愛感情を感じたのならば・・・非常に危険かもしれません。
先ほど恋愛感情はIQを低下させると言いましたが、いい部分しか見えずに一緒になると一緒になってから・・真逆に働く傾向がありますのでいいところも悪いところも含めてみてそれで好きになっておいた方がいいです。
略奪ってロミオとジュリエット効果が働きやすいので余計に運命の人だと錯覚しやすいので注意が必要です。
恋人との関係が最悪
略奪をする側の人は元の相手の恋人関係、または略奪される側は前の関係ということになりますが、よく略奪に至る過程で恋人がヒドイ!マジでそんな人と付き合ってるの!?あなたは悪くない!みたいに思うような関係であったとしたら結構危険です。
DVであったりパワハラであったり・・
そういう関係を構築しておいて何も学ばず気づきも得ずに、逃げるように新たな関係を作ったのならば・・・もしかしたらDVであったりパワハラであったりそういう状況を作るのは基本的に一方ではなく二人なわけですから恋人がヒドイのではない可能性があります。
DVされる側よりDVをする側が悪い。
というのが基本的な考えだし別に間違ってはいないと思うかもしれませんがDVをさせる対応の仕方をしている可能性もあります。(実際にDVされやすい人はDVをされるような言動をよくしがちですから・・・)そこを無視して略奪だから、好きだからと安直に味方になるのはやめてフェアな目で見ることが大事かなと思います。
略奪愛のその後・・・
これまで色んな恋愛を見てきた経験上、略奪で奪う側の人の中には「誰かよりも自分が優れている事を証明するため」に略奪をしている人がたまにいるみたいですが、それってほんの一部の人しかいません。
奪う事によって自分が優れている事を証明して別れる。
奪う事によって愛などこの世に存在しないと証明して別れる。
ので、そういう意味では略奪自体の数は増えますしね。
しかし、ほとんどの場合ってそれはないです。
それに僕は思うのです。
略奪された側が不幸とか幸せとか略奪した側が幸せとか不幸とかどうでもいい事なんじゃないかな?と。
そういった経験を通じて自分がどれだけ成長できたのか?のほうが大事だし、成長をすればもっといい関係って作れるわけだから結果幸せになるんじゃないかな?と。
不幸とか幸せなんて誰かが決められるわけではありませんし。
幸せは誰かが運んでくれるものでもない。
別に何もなくても幸せな状態でいられればそれでいいじゃん!なによりじゃない?と思います。
だから、あなたはあなたの幸せを追求していく事だけを考えればそれでいいし、略奪する側もされる側も「だから不幸なんだ!」なんて考える必要はないんじゃないかなと思うのです。
それに、自分が悲しんだから相手は不幸だ!
なんて言ってると結局自分は幸せだと感じられなくなっちゃいますよ。
ならば幸せになってくれればいいなぁ。
でも、それは相手次第だから私は私で自分の幸福を追求しよう!
くらいでちょうどいいんじゃないかなぁと思います。
なので、その後のことももちろんある程度は考えてもいいですけど、今この瞬間より幸せになる方向に向かうために精一杯生きましょう!それが何よりも大事なことだと僕は思うし、もちろん生きてりゃいい事も嫌な事もおこるのは当たり前の話なのでそれでも楽しく生きられる方向を見続けましょう!
それでは!