よく、ある程度恋愛経験をした人って
「惚れたら負け」「好きになったら負け」みたいなことを言います。
そもそも男女の関係間では勝ち負けなんていうのはないので違和感を感じる人もいるようですが・・・。
惚れてしまうと負けパターン。
つまり、うまくいかないパターンに入る人がいるからそう言われているのでしょう。
確かに、僕らは男女かかわらず恋愛感情を強く感じるほどに
脳みそがチンパンジーレベルにまで低下しますからね。
そういう意味では知性的に負けている。
のかもしれません(笑)
しかし、そんな中でも惚れることによってうまくいく人や惚れる事によって圧倒的に自分を成長させる人もいます。
そういう人は惚れたら負けになる仕組みを知っていて・・
その仕組みをうまくいく方向にもっていくことができているのです。
惚れ勝ちの法則を無意識に理解しているんですね。
今日のテーマは正にここで惚れたら負けと言われる仕組みを理解し惚れることの強みを理解し、いかに惚れることによって勝つことができるようになれるのか?について解説をしていこうと思います。
もちろん簡単ではないかもしれませんが・・意識することによって少しは変化があるはずです。
1.なぜ惚れたら・好きになったら負けになるのか?
では、なぜ惚れたら負けと言われるのでしょうか?
ここを理解せずに
「人を好きになる事は素晴らしい事だ!?」
と惚れるそのものに意義を見出しても知らず知らずのうちに
うまくいかないパターンに陥ってしまったり
「惚れたら負けだから惚れない。」
というのも異性を好きになる事や恋愛をすることが無機質なものに
感じてしまって楽しめないですよね。
なので、まずはなぜ惚れたら負けと言われているのか?
その理由について解説をしていきましょうか。
まず、一般的に惚れたら負けと言われている理由を一言で言うと“惚れた側が立ち位置が下になる”傾向があるからですね。
就職に例えるとですよ・・・
大概の就職や転職活動してる人って、働き手が企業側に選ばれるというスタンスです。
学歴や資格などを取得して自己アピールをするみたいな(笑)
働かせてください!というスタンスなわけです。
そのため企業側は選ぶ側にたっているわけですね。
しかし、実績があったり特殊なスキルや能力があるようなヘッドハンティングされるような人は、企業側から「うちに来て!」となるので働き手が選ぶ側のスタンスになりますよね。
これと一緒で、
・惚れた側というのは選ばれようとし始める。
・惚れられた側は選ぶことができる。
そのため、惚れてしまうと「選ばれよう(付き合えるようにしよう)」としてしまって、相手が「選ぶ側」に回ってしまう可能性があがるため惚れたら負けと言われるわけです。
選ぶ側が「どれにしようかなぁ~~」
となるので
選ばれる側が「私を選んでください!」
となる縮図をイメージしているからなのでしょう。
確かにそうやって考えると、惚れた者が負けるという考えそのものは間違っていないのです。選ばれようとしているので本来の自分以上に無理をし背伸びをしてしまって相手に尽くそうとしてしまいやすくなってしまうため惚れると無理が生じて負荷が高くなってしまうのです。
しかも・・・選ばれる可能性も結構低くなってしまうのです。
実際、惚れる事によって都合のいい女になったりキープ男になったりしてしまっている人も少なくはありません。
好みに近づけるようにと努力はするが自分がなくなる。
学生の頃、片思いをしていた一つ上の先輩がいました。付き合ってもいないのにまさに先輩色に染まっていました。
髪が長い方がいいと聞けば伸ばし、ギャルっぽいのは苦手だと聞けば当時は、流行りに反して茶髪をやめ、似合うねと言われれば同じ髪型を続け・・・というように常に自分泣く相手に合わせることばかりして結果何もできなくなりました。
大学生の頃好きになった人がいて告白したのですが、一度目は他に好きな人がいるということでフラれてしまったのですが後にその相手に告白してフラれたということを聞いたことからもう一度告白してOKをもらって付き合うようになりました。自分から告白して付き合っているということで、常に相手が優位に立っている状態で3回に1回はデートをドタキャンされ、無断でキャンセルされることがあっても自分から好きになって無理に付き合ってくれているのだと思い怒ることもできずにいました。
私はもともと水泳をやっていたのですが、高校2年生の時に1つ上の先輩である女の子を好きになりました。好きになったきっかけはメールのやり取りで、自分に対して他の人には見せないような素振りや絵文字をたくさん使ってきたことによって「この女の子は自分のことを好きになっているんではないか?」と思ってしまったことです。私はそのような自分のことを思ってくれる女性がとても好きですし、自分も相手のことを好きでいたいと思ってしまうことから、様々な人からメールをもらっていても後回しにし、すべての時間をその女の子に使うことになってしまいました。大事なメールや友達との待ち合わせメールなどもありましたがその女の子のメールを優先することになってしまい、その女の子が頭から離れなくなってしまいました。その女の子は自分に対してさほど好意を寄せているような感じでは無い事を後から知りました。いつもその女の子が頭に入ることによって、物事が手につかなくなってしまったことで「惚れて負けてしまった」と思うことがありました。
これは僕のところにきたこれまでの相談の一部ですが、、、
このように考えてしまうと確かに惚れたら負けだなぁとも見えるのもわからないでもありません。
2.惚れて勝てる人・惚れて負ける人の違い
しかし、だからといって惚れたほうが負けると言われる中で惚れる事で勝つ!
ではなく惚れる事によっていい関係を作る人もいます。
つまり・・惚れてうまくいくパターンもあるのです。
では、その違いは一体なんなのか?
というと非常にシンプルな理由で、
“押して引いたから!“
なんて小手先テクではありません。
必然的にそういうアクションをおこしてうまくいく人もいるので、パッと見で真似をする人が結構いるんですが・・・根本的にある違いがあるのです。
そもそも勝つか負けるか?
なんて考えをもっていないし、相手が勝ち負けできても
それ以外の目的をもっているのです。
そもそも惚れてからの目的が違うからです。
大概の場合は、惚れてしまった人の場合は
“その惚れた相手と付き合ったり結婚をすること”
をゴールにします。
付き合う事=勝ち
付き合えない事=負け
になっているのです。
これは、どれだけ勝ち負けじゃないと口で言おうがそう思っている時点でどうしても勝ち負けが存在してしまいます。
もちろん、うまくいっている人もそういう意識はもっていますけど、これが強くなりすぎると“離れる事や嫌われる事に恐怖や不安”を感じてしまうため、無意識的に相手に合わせたり過剰に気を使ったり、引き留めようとしたりしてしまうのです。
相手の言いなりに自らなってしまったり・・・
そのストレスで不平不満が表れてしまったり・・・
して酷くなる人は感情がジェットコースターのように揺さぶられ不安定になってしまうのです。
それによって色々うまくいかない判断や行動をしてしまいがちなのです。
そもそも恋愛は自然体の状態(リラックス状態)であるほうがうまくいきやすいと脳科学的に言われているように、身体も判断能力や思考能力も硬直や緊張しすぎの状態になってしまうのです。
実際、人は恋をすると猿並の脳になると言われているのはそのためかもしれませんね。
しかし、惚れてうまくいく人。
結果的に勝つ使途は
“相手にとっても自分にとっても良好な関係を構築する事”
にフォーカスをあてているのです。
つまり・・・自分が付き合ったり結婚をすることをゴールとはしてはいないわけではないけど、あくまで良好な関係の延長線上にあるので良好な関係を構築できなかったり、いい関係を構築しても、、、、
相手が求めているものが違いそうならば・・・
互いの為にも別れる道を選ぶことができるのです。
こんなこと言うと
「私は相手の事思ってるんです!」
という人もいるかもしれません。
まぁ、実際これまでもいましたけどね。
別に思っている事がどうのこうの言っているのではなく、“目的”が違うのです。
では、一体この目的1つだけで一体どのような行動の違いや判断の違いがうまれるのでしょうか?
3.惚れたものが選ばれる人の言動5選
では、ここからは惚れたら負けになってしまう人と惚れて勝つような人・・
目的そのものが違う人とそうでない人
では具体的に言動でどのような違いが出てくるのか?
を知ってもらうために惚れたもの勝ち(目的を互いの為)にしている人がどのような行動や判断をしているのかについて詳しく解説していきましょう。
3-1.相手視点のはいっている言動・判断をする
そもそも、惚れたら負けになる人は“自分が相手と付き合う事・結婚する事”をゴールにしているため、フォーカスが自分の視点しかもっていないのがなんとなくわかりますよね。
そのためどうしても・・・
「なんであなたは私の事好きになってくれないの!?」
「なんでお前は振り向いてくれないんだ!?」
「相手はきっとこう(ネガ的)思っているんだ。」
「自分はこれだけ思っているのに・・」
という事を考えたり下手すれば言葉に出してしまいます。
自分の方が相手の事を思っていて相手は自分の事を思っていない・・・
自分の方が好きで相手は好きではないという極端な考え方をしてしまうのです。
そのため、本来相手があなたに対して持っている愛情を受け取れず不安も大きくなるのです。
すると・・・自然と感謝の言葉も出てこなくなるどころか不満が出る。
それが相手の気持ちを冷めさせてしまうのです。
これは一見、相手の視点で判断したり言葉に出しているように見えるかもしれませんが、“自分の立場・視点からの相手”でしか見えていない状態になってしまっているのです。
3-2. 相手が本当に求めているものは?に興味を持ち続ける。
とは言っても、相手の視点からも物事を見ることなんてできるわけがない・・・のは確かですね。
なぜなら、僕ら人間は相手に憑依することなどできはしませんからわかるわけがないのです。
それを意識的にも無意識的にも知ってる勝つ人は
「相手が本当に求めているものは何だろうか?」
「相手の為にどういう判断がベストなのか?」
に興味を持ち続けます。
「相手が自分の事をどう思っているのか?」
に興味を持つのではありません。
そんなものは、相手が本当は何を求めているのか?が見えてこればおのずとわかってくるし、どうすれば自分との時間を素晴らしいものにすることができるのかが見えて形にすれば自ずと選ばれることを知っているのです。
しかし、惚れたら負ける人は、恋愛を勝ち負けで捉える人は・・・そこに興味を持たないので相手がパッっと見で求めていそうなもの、相手がやってくれと言われたことをただ単にやることしかなくなるのです。
意見の違いがあっても興味を持つことができるので「なぜ?」を知ろうとするのです。
ただ単に反発したり同感したりすることもしません。
3-3. 互いが求めるフェアな関係になるために距離を縮める。
ここまで見てもらえばなんとなくわかるように、惚れたら負けてしまうような人は「自分のものさしで相手を判断」してしまっています。
だから、
・単に相手が望んでいるからやってあげてやらないと嫌われてしまう。
・意見の違いに、とりあえずの同調か否定しかできない。
・相手が自分をどう思っているのかばかり気にかけてしまう。
のです。
しかし惚れて勝つ人は、お互いにフェアな関係であることが前提にあって、その上で互いがよりよい関係になるために全ての出来事を距離を縮めるためになるようにしているのです。
3-4.自分のしたい事が相手の為になるようにする
だからこそ、相手がこうしてほしいといわれて都合よくつかわれることもないのです。
相手があなたに何かを求めてきたとしても・・・とりあえずやるような事はしません。
なぜなら
「それが本当に相手の為になるのか?」
「それをすることは自分が後に見返りを求めないか?」
を考慮して行動しているからです。
これは時に相手を突き放したりすることもあるでしょう。
でも、それでいいのです。
例えば、あなたが相手に何かを頼まれて(頼まれてなくても嫌われないために・・)何かをちょっと無理してやってあげたとしましょう・・。
しかし、そこにストレスを抱えていると後に
「こんなに頑張ってるのに。。なんであなたは・・」
とか言い始めます。
思っても一緒です。
そう思った時点で、その考えは言動に表れてしまいます。
これって結果的に相手の為にもなってないですよね。
そして、自分の為にもなっていません。
「こんなに尽くしているのに!」
とか言ってる時点で見返りを求めているだけですよ。
尽くすことが大事なのではなく、互いがよりよい関係に相手にとっても自分にとってもよりよい人生になるためにやることが大事だし、それこそが「真の温かさ・やさしさ」になるのです。
それにですよ。
本来、本当に相手の為になることって・・・。
そんなにストレスためなくてもできる事なんです。
相手が本当に求めているものに興味を続ければ、、、別に大したことしなくても簡単に相手の為になることができるようになるので最小の労力(という言い方も微妙ですが)で最大のつながりを得られるようになるのです。
3-5.自分自身の人生も謳歌しようとする。
付き合うため、結婚をするために、相手に嫌われないため、自分をよく思ってもらうために・・・
相手の為といって何かをする。
というのはどうしても後手に回っているのはなんとなくわかりましたか?
更にうまくいきにくいというのもなんとなーくわかると思います。
でも、言葉で言ってもなかなかできない。
頭ではわかってるけど実行できない。
という人もいるはずです。
それは、ほとんどの場合、、、相手がいない環境での自分自身の人生そのものを謳歌しきれていないからである場合が多いです。
よく、惚れて負ける人は
「相手がいないと自分の人生は幸せではない。」
「相手が自分を思ってくれてないから自分は不安で不幸である。」
みたいなスタンスでいる場合が多いです。
まぁ、だからこそ強い依存心と恋愛感情が織り交ざり燃える恋愛感情だと感じるかもしれませんが・・
それって人生を謳歌していると言えるのかは疑問です。
しかし、惚れて勝つ人は
・不安対策などをして自分の心にある程度責任をもてるようにし
・相手との時間をもっと楽しむために日常から喜びを得て
・もっと魅力的な自分になるために日々を充実させる
ようにしています。
あなたがいてくれることによって、いない時でも私は人生が楽しいって思える!
そういうスタンスでいるのです。
だから、一緒にいるときは安心できたり感謝が自然とできるようになるのです。一緒にいることで相手以外の出来事が全て不幸になっていく・・・じゃなく一緒にいる事が私の人生そのものが幸福になるスパイスになっている状態を作れれば相手も喜ぶしあなたもうれしくないですか?
付き合う目的・いい関係を構築するのが目的?
ここまで見てもらえばもう惚れたら負けになる最大の原因というか理由はもうなんとなーくお判りでしょう。
そう・・・惚れたら負けになるのは、
「付き合う事・結婚する事・避けられない事を目的にしているから」
なんです、
でも、そういった目的尽くして尽くして例えうまくいったとして・・
その先にあるのは「尽くさなければいけない日々になる」か「逆転して今度は相手に尽くさせる日々になる」のどちらかなんじゃないかなと。
可能性で言えば尽くさなきゃいけない日々になりがちですが・・
疲れません?そういうの。
それならば、
一緒にいる時間をより充実し楽しい方向に向かうようにしていくこと。
今この瞬間から互いにとってベストな関係を目指す事
相手と一緒にいるその瞬間を十二分に味わっていけばいいんじゃないかなと思うのです。相手にとって理想の相手に近づき相手にも自分の理想の相手になる・・すなわち「互いにとってよりよい関係を作っていく」ことに目を向けた方が絶対にいいと思いますよ。
そういう意味では惚れたら負けというのは惚れる事によって相手にとって理想の自分になる。
という事ができる最高のチャンスでもあります。
ただ、それは表面的に相手が言っている事を聞いたり都合のいい自分になる事では本当に求めているものなどわからないというのは忘れないようにしてください。
だからこそこの記事の項目は非常に重要なポイントになるので覚えておいてください。