ある程度身なりは整えていて清潔感もあるし、ある程度のステータスは兼ね備えている・・。
周囲も「付き合ったら大切にしてくれそう・・」「いいやつなのになんでモテないんだろう」と言われたりする。
そして、
「押しが足りないんだよ!」と言われ押してみれば
「ゴリゴリ行きすぎなんだよ!」と言われ、
「どっちなんだよ!」となる。
こんなに努力してるのに何でモテないんだぁ!?
と、、、このサイトでも色んなモテる方法について書いていますが・・。
最近はやりの恋愛工学とかでは、そのモテない原因は非モテコミットしているからではないか?
と言われています。
この非モテコミットとは、藤沢数希氏の著書でモテない理由の一つとしてあげられている言葉ですね。
僕は個人的にこの恋愛工学については、1つの戦略としてはありだと思ってますが、実はあまり効果のないものが入っていたり下手すれば逆効果になりかねないもの・キャラ崩れを起こしかねないものもあるので絶対にオススメとはいいがたいのです。
ただ、この非モテコミットの概念というのは、そもそもモテる・モテない云々の話ではない。
悲惨な状況を作り出す可能性を秘めているのです。
ただ、言っておきますが・・あの書籍では非モテコミットはモテない要因みたいに言われていますが、非モテコミット全部が悪いわけではないのです。
でも、そうではありません。
そこでここでは非モテコミットがなぜ結果的に悲惨な現実を作り出すのか?では一体どのように非モテコミットを活かしていけばいいのか?についてできる限りわかりやすく解説をしていこうと思います。
非モテコミットとは?
では、そもそも非モテコミットとは何か?
について解説していくとこの言葉自体は実はあんまり明確な定義がされていない恋愛工学用語の1つですが、まずは書籍にあった定義を紹介していきましょう。
【恋愛工学用語:非モテコミット】 欲求不満な男がちょっと優しくされたりボディータッチで女性を簡単に好きになり、この女性しかいないと思い込み好かれるために自分のボーダーラインを過剰に超えたアプローチをすること。それによって女性に心理的ストレスを与えてしまい「キモい」と思われたり、逆にその必死さを利用して奢らせたり都合よく利用して「搾取相手」にされる事によって結果的に非モテになる現象
この説明によると非モテコミットというのは、
・この女性しかいないと思いつめて1人に絞る事。
・優しくされて簡単に好きになる
・必死こいてアプローチする事
この3つが揃っているとおこるという意味みたいです。
実際に、これをやってしまっている方とかは「は?なんでだよ!」という話になるかもしれませんが、まぁこれは確かにモテない人に結構多かったりします。
ちょっと優しくされただけで
「この子めっちゃいい子やん!」
「この子めっちゃ可愛いやん!」
となってもその子そのものを理解してるわけでもないし。
付き合っても結婚もしてない段階にもかかわらず、勝手に1人に絞っておいて他の女性を見てもないし比較検討もしてないのにもかかわらず、「君しかいない!」「君のことを誰よりも大事に思ってる!」「君以上の女はいない!」というのも
「いやいや、他の女の子見てるの?知ってるの?一体何をみてそう思ってんの?空想じゃね?何も私の事知りもしないのに何言ってるんだぁ!この人・・マジキモイんですけど!?」
という話になりかねません。
それによって冷められ、そこに気づかずに猛烈アプローチをするもんだから余計に「マジないわ・・」となる。
その結果・・・
優しい女性ならば・・優しく断りフェードアウトする。
強欲な女性ならば・・いい金づるだと思われ絞りとられる。
ことになるのです。
しかし、それでも気づきません。
そりゃそうです・・
優しくフェードアウトしようとしているので逆に「なんで断るの!?あっ!忙しいからかぁ~!」というように都合よく受け取るし、「でも、俺こんなに君の事思ってるのに!」となりもっともっとアプローチが激しくなる。
そして、マジでウザいより思われる。
金づるにする女性となればもっとひどい事になりますよね。
何か買ってくれたらご機嫌になるし必死こいてアプローチしているあなたは「これ欲しいなぁ」というものをどんどん買ってあげたくなりうまく手のひらの上で転がされて破産する。
みたいな場合も結構あったりします。(破産まではいかないまでも)
このように
非モテコミットで解説しているこの3つが揃うとよくおこる典型的なパターンなのです。
非モテコミットする男の3つの特徴
では、一体なぜ非モテコミット状態というのはおこるのでしょうか?
実はこの非モテコミット状態というのは僕達人間ならば誰でもハマってしまう傾向があるので別にそれが悪いとまでは言いません。
ただ、少なからずこの状態では・・・
女性は一目惚れでそのまま付き合わない限りは・・
あなたに惚れる事はほぼ確実にない。
状態になってしまいます。
そのため、この非モテコミットがなぜおこるのか?をまずは理解しないといけません。
これは決して・・・
・一人の女性を好きになるな!
・優しくされて好きになるな!
・必死こいてアプローチするな!
というのが原因ではないのです。
その気持ちから出てくる思考・判断基準と行動が問題なのです。
では、一体なぜ非モテコミット状態になってしまうのでしょうか?
言葉と行動の不一致(主観的好意)
非モテコミットをしていると、なぜか言葉と行動(判断)が不一致している場合が多いです。
例えば代表的なのが
「世界で一番君が好きだ!」
とかですね。
だからこそ、あなたはその女性ばかりに目がいっていて、その女性以外の事を考えられない状態になっていていて他の女には目もくれない!という状態でそれを証明しようとしているパターンが非常に多いです。
でも・・・そもそもですよ。
それは主観レベルでは確かにその理屈も成り立ちますが、客観的に見れば
「いやいや、世界見てないし(笑)」
とツッコミをもらうはずです。
「もっと色んな女性見た方がいいよ!」
と優しくアドバイスをくれるはずです。
でも、あなたは世界で一番だと思っていてその証明をしたいかの如く反論をしたくなるでしょう。
でも、一度立ち止まって考えてみてください。
ありとあらゆる女性との関わりがあって(別の性的な関係を持つことではない)その中で選ばれている状態と、その女性しか知らずに選ばれている状態と・・どちらが本当の一番なのか?を。
オリンピックで自分一人だけ参加している競技で金メダルを取ったと自信満々に言われたって・・・「いやいや、そりゃ金メダル当たり前やろ」という話になりますよね。
それと一緒です。
非モテコミットをするとこの行動と行動の不一致が結構増えるのです。
そして、それは主観的に好意を表現しようとするからおこるのです。
そういう時ほど、「この気持ちを客観的にも上手に表現することはできないか?」「もしかしたら主観的に好意を表現していないか?」ということを一度冷静に判断できるようになりましょう。
✓客観的に証明できるようにしましょう!
表面的な行動に振り回されすぎ(適切でない自尊心)
ちょっと優しくされただけで喜んだり好きになったりする。
「すごーい!」
「かっこいいぃぃぃ~!」
「やさすぃ~~!」
とかは笑顔とかは僕達人間って状況によって建前で使うなので、そういった表面的なお世辞とか気遣いを真に受けると・・・
「いやいや、そう言うしかないでしょ!」
「こっちは気を使ってるんだよ!」
となってしまいます。
この現象はなぜ起こるのか?
というと、一言で言ってしまえば自尊心が適切なレベルでないからおこっている場合がほとんどです。
自尊心が低いから…他者から褒められることを求める
わけです。
ちなみに、「俺ってすごいだろアピールをして褒められようとする」状態は自尊心を高く見せようとしすぎて周囲に認められないとキレたり動揺したりするので自尊心が低いにここでは当てはまります。
適切な自尊心を持っている人は、建前でも褒められたりすると確かに喜びの表現はしても、、、決してそこで過剰に盛り上がることはありません。
まずは様子を見ます。
そして、自尊心が低い人は自分の弱い部分を出そうとしないので、どうしても「自分を隠す」傾向があり、そのため自己開示の返報性が働かなくなり相手の心を開くこともできにくくなるだけでなく・・・
情報が不足することで結果的に悪印象になってしまうMAM効果が働いてしまうのです。
それならば、褒めらたりしても感謝はしながらも「普通だよ」という姿勢をもって褒めてもらおうとか凄いと思ってもらおうとするような自己アピールばかりするんじゃなく自分の弱い部分をオープンにできたほうが結果的にモテるのです。
✓褒められて喜ぶ→とりあえず褒めとけば喜ぶと浅く見られる
付き合う事に興味を持ち女性に興味なし(結果主義)
好きな女性ができたりすると、どうしてもその女性と付き合いたい気持ちになってしまいますよね。
手に入れたいと!
だからこそ、その女性の一つ一つのアクションが気になって喜んでいそうならば喜び、ちょっとネガ的な反応をしたらご機嫌を取ろうとしたりしてしまいます。
反応や態度で即コロコロと変わってしまいます。
しかも、速攻で。
その女性がなぜそういう反応をしたのか?
なぜ不快なのだろうか?
何がおこって何を思い何を感じたのか?
に興味を持てなくなってしまうのです。
好きだからこそ、付き合う事ばかりに目がいってしまって相手に目がいかなくなってしまうのです。また、逆に女性ばかりに目がいってしまって自分をおろそかにするパターンもあります。
これは非常に危険です。
付き合うという目的のためとは言え、相手を見ないのもうまくいきにくいし、相手ばかり見て自分の人生をないがしろにするのも互いにとってよくないですよね。
相手を見ず相手の言うがままに動く=彼氏ではなく執事
自分をないがしろにする=可能性のない男
になってしまうのです。
人は予定調和が嫌いです。(物事が予測通りに動く事)
しかし、付き合うことを目的にしたり一人の女性に強くフォーカスを当てようとしてしまうとどうしても予定通りに全てが働く行動を選択してしまうのです。
自分を失うのです。
例え付き合えても後が大変です。
結局、演じていたわけですから騙されたと思われるだけです。
ではなく、その付き合いたいという気持ちを「好きな女性そのものに向けたり」自分に今できる範囲内で助けられるようにしてください。
✓好きだからと自分の限界を超えるくらいに何かをしない。
以上、非モテコミットをする人にはこの3つの特徴があります。
正に、先ほどの非モテコミットの定義の根本的な部分ですが、どうしても人は恋をすると脳機能がかなり低下すると言われているからなのかもしれません。
でも、好きだからこそ!
もっと仲良くなるためのプロセスを楽しんで、客観的にその女性を好きになる動きをし、その女性が安心して関われるだけの自尊心はもちましょう。
非モテコミットを脱却する3ステップ
ここまで読んで随分非モテコミットがなぜモテない結果になるのか?はなんとなくわかってきてくれたと思います。
付き合ってからはこの非モテコミット状態になるのは全然いいのですが、付き合う前に非モテコミットをしてしまうと逆にうまくいかないのです。
言い方を変えれば・・・
相手の好きになる余力を奪ってしまっている状態。
を作ってしまうので。
なので、もっと互いが互いを好きになる過程を楽しんでみたほうがいいし、この人は誰よりも好きだ!で終わるんじゃなくもっと好きになれるようにプロセスを楽しめるような恋愛の仕方をすることをオススメします。
非モテコミットを提唱している恋愛工学のやり方は比較的にワンナイト向けのやり方を紹介していますが、しっかりと信頼関係を構築して付き合うというパターンもあります。
そこらへんに関しては、他の記事で解説していますのでそちらをご覧になってください。
ここはあくまで非モテコミットを脱却するために今やるべきことです。
STEP1.ボーダーラインを設定する
ボーダーラインというのは、「ここだけは譲れないというライン」を設定することです。
よく好きになると
「普段の自分ならば絶対にやらない事」
をやろうとします。
そして、そのラインを超えている自分を正当化させて「これだけ自分が好きだから・・これだけやってる!」というように愛を自分の超えてはいけないラインを超えた事によって証明をしようとするのです。
でも、大概の場合・・
それは相手が本当に望んでいる事ではない場合がほとんどだったりします。
相手が顕在的に求めているものではなく潜在的に求めているものを見つける事が大事なのに嫌われるのを恐れたりして顕在的な欲求しか満たせなくなるのです。
だから結果的に
・言いなりになる。
・予定調和を壊せない
・何をやっても大丈夫になり相手をダメにする
という事になってしまうんです。
そして、あなた自身も
=与えたものを取り返そうとする心理が働くができない
=犠牲によって愛を表現しようとする
=疲弊して消耗戦になってしまう。
のです。
だからこそ、自分と相手との間にしっかりとラインを引く事が大事です。
「ここからはダメだ!」
というラインを。
ここを超えたら関係を切ってもいいというラインを設定していないと、緊張感のある関係を構築することはできなくなってしまいます。
だから「これ以上はダメ!」
というラインをしっかりと設定して、なんでもオッケーな男にならないようにしてください。
STEP2.出会いを増やし見ている世界を広げる
そして、出会いを増やしましょう・・・。
よく、一人の女性だけに目を向けること自体はいいですが、女性の友達や自分の友人や仕事をつぶしてしまってまでその女性一筋になる必要があります。
でも特に男の場合・・・
それは男性的な魅力の低下にもつながります。
そして、あなた自身の心を支えてくれる存在がいなくなってしまうし、選択肢そのものがどうしても狭くなってしまいます。
例え、ボーダーラインを引いても。
それを超えてしまっているということを指摘してくれる友人。
感情が安定しない状態をサポートしてくれる友人。
の存在は必ず必要になってきます。
客観的にあなたを見てくれる友人の存在は、あなたの暴走を引き留めるきっかけになってくれるはずだし、もっと相手を理解する為にも出会いを増やして見えている世界をもうちょっと広げてみてください。
別に性的な関係を結ぶ女性を作れ!
ということを言っているのではありません。
あくまで大事なのは、あなたの主観を客観的にしてくれる知人や友人の存在が必要になってくるのです。
実際、自分の心のうちをぶつけあえる友人がいる人のほうがメンタルが安定する傾向があり、出会いを増やす人ほど色んな価値観に振れることができるので、それだけで非モテコミットから逃れやすくなります。
STEP3.もう一歩踏み込んでみる
先ほど、どれだけ女性の言うことを聞いたり求めているものを与えても、それは顕在的な欲求しか満たせていないということを言いました。
そして、大体の場合・・・
顕在的に求めているものは物質的なものなので
あなたにとって時間やお金やストレスを消費するものになるはずです。
しかし、潜在的に求めているものは、
・理解
・勇気づけ
・感情的欲求
だったりするので、実際あれやこれやとやる必要はないんです。
しかし、ここを察知できるようになるためには、「一歩踏み込む」必要があります。
「なぜ?」
を深める必要があるのです。
しかし、これはなかなかできることではありません。
なぜなら、踏み込む相手の返答が自分にとって凹んだり嫌な情報でさえも聞かなければいけない可能性があるからです。
例えば、
「なんで機嫌悪いの?」
と聞こうとしましょうか。
しかし、その返答が
「あんただよ!」
と言われそうだと怖いですよね。
でも、そこから初めて「どこでそう思ったの?」「一体なぜそう思ったの?」ということを深めていく事で初めて相手が潜在的に求めているものが見えてくるのです。
そう・・・踏み込まないと見えない事の方が多いのです。
だから、好きな女性のことをより誰よりも深く理解するためにも、今一歩踏み込んでみてください。それだけでも随分切り崩す道というのが見えてくるはずです。
非モテコミットの強みは何?
さて、ここでは恋愛工学で言われている非モテコミットについて解説をし、非モテコミットから脱却するための秘訣について解説をしてきましたがいかがでしたか?
なんとなく非モテコミットがうまくいかない理由。
非モテコミットをするとその好きな女性にストレスを与えてしまう理由。
がなんとなく理解できたはずです。
非モテコミットというのは・・・
その気持ちや思いが悪いのではなく、その気持ちや思いから出てくる行動が明らかにモテないものになってしまうから微妙なのです。
でも、それだけ人を好きになるのは本当にいい事ですよね。
自分の限界を超えてまで証明しようとする気持ち。
それこそが非モテコミットの強みです。
だからこそ、その気持ちを全く違う行動にもっていくことができれば、あなたのその好意は最も相手に伝わり最も相手の為になるようなものになるはずです。
どちらにしても恋愛ってうまくいくかいかないかなんて半分は運です。
例え恋愛テクを学んだとしても・・・
少し上がる程度です。
だからこそ、付き合えるかどうかは一度おいておいて好きな女性との時間を精一杯楽しむことを考えた方がずっとうまくいくはずですよ。
では実際どうやってアプローチをしていけばいいの?
ここに関しては下記の記事を順番に見てもらえばいいかと思いますので是非参考にしてみてください。