シングルマザーとして仕事や育児をこなしていくのは、とても大変です。
とくに子どもが2人いるシングルマザーにとって、日々の忙しさは並大抵のものではありません。
再婚したいと思っていても、多忙なシングルマザーは、ついつい自分のことを後回しにしてしまいがち。
そこで今回は、子どもが2人いるシングルマザーの再婚事情と、おすすめの婚活方法についてご紹介したいと思います。
シングルマザー再婚と子どもの人数の関係性
今は結婚カップルの4組に1組が再婚といわれるほど、再婚は珍しいものではなくなりました。しかし子どものいるシングルマザーとして再婚を望むとき、はじめ大多数の女性は「バツイチだと婚活では不利だよね」「子どもがいたら、再婚は難しいかも…」と、不安に感じるようです。
けれども婚活の現場では、バツイチ女性の方が結婚相手を見つけやすいというケースもあります。
離婚歴と同じく、子どもがいることやその人数も、再婚を不可能にするわけではありません。
厚生労働省の調査によると、30歳~34歳で離婚したバツイチ女性の5年以内の再婚率は、29.2%という事がわかっています。この数字を見ると、再婚率が思ったよりも高いと感じませんか?
残念ながら、子供のいるシングルマザーの再婚率の統計データは存在しませんが、バツイチ女性でも再婚は難しくないという事がわかります。
バツイチでも、子どもが2人いると再婚しにくくなるのではないかと思われがちですが、これはシングルマザーの思い込みでもあります。
子どもが2人いるシングルマザーでも、幸せな再婚をした女性は現実にたくさんいます。
確かに子供がいる・いないの心理的差は大きいでしょうが、子供がいることを受け入れてくれる男性は、子供の人数で再婚を考えこむようなことはありません。
あなたに子どもがいても、子どもまで含めて受け止める決断ができる度量のある男性なら、子どもの人数に関わらず愛してくれます。ぜひ自信を持って、婚活にのぞんでいきましょう。
子どもを2人もつシングルマザーが再婚したいと思う理由
再婚したい理由は、人それぞれです。
子供二人のパパが欲しい
父親という存在は必要だと考えることも理由の一つです。元夫との関係が今でもあり、定期的に会わせている家庭もあるかと思います。
しかし、元夫は毎日一緒に寝食を共にすることはありません。子供達はごく普通の日常生活から学ぶことも沢山あります。
街中で楽しそうに遊んでいる家族を見ると、自分も子供もなんとなく悲しい気持ちになってしまう時が少なからずあると思います。
支えてくれるパートナーが欲しい
そしてなにより重要なのは、自分の為です。
- 仕事で上手くいかなかった時
- 子育てで悩んでしまった時
- 人間関係で悩んだ時
に、一番近くで支えてくれる存在が居るか居ないかはとても大きな問題です。
シングルマザーになった時、一人で頑張るぞという強い意志を持った方は多くいらっしゃると思います。
しかし、母親も一人の人です。悩みの一つや二つ誰しもあるはずです。
その時にパートナーが居るだけで少し気持ちが変わると思います。
老後の寂しさへの不安
そして子供達が育ち、自分の老後を考えた時の再婚理由もあるはずです。
一人での老後は不安になります。
仕事を退職した時、どのようになってしまうのか?
考えただけで怖くなります。
子供達が居るとはいえ、きっと巣立っているはずです。そして、子供達に迷惑はかけたくないと思うのが親心です。一人で老後の時間を何に使うのか。ましてや、一人誰にも看取られないで逝ってしまうのか。
考えたらキリがありません。
その時にパートナーがいたら、
- 老後に二人で旅行にいこう。
- 普通に家でまったり過ごすのもいいな。
と、明るい未来を想像することができます。
このように、再婚したい理由は人それぞれだと思いますが、子供の為、自分の為、結果として幸せな未来を想像して再婚を望むのだと思います。
子どもを2人もつシングルマザーの再婚に対する不安や悩み
不安は沢山あると思います。
子どもと彼が上手くやっていけるか、という不安
まず子供との関係。子供達を可愛がってくれるのか?それ以前に子供達は新しい父親を受け入れてくれるのか?そして新しいパートナーとの間に新たな命を授かった時、連れ子の二人を実子と同等に可愛がれるのか?これに関してはパートナーはもちろんのこと、自分にも問われることだと思います。
また離婚してしまうのでは、という不安
そして自分は本当に再婚するべきなのか?同じ失敗を繰り返さないか?離婚経験があるからこそ、慎重になってしまうものです。
もし再婚したとしてお金関係はどう出し合っていくのか?子供達をも巻き込んで姓を変えるのか?引っ越したとして転校させるのか?子供達に迷惑かけてまでも父親という存在が必要なのか。しっかり考えるべき問題が山積みです。
根本的に二人の子育てをしていることに対してパートナーになり得る人に理解を得られるのか?もし相手が初婚なら尚心配になることかと思います。
それ以前に、どこで出会えばいいのかわからない
他にも、さまざまな不安や悩みがあります。
- 職場と家を往復する毎日で、いつ何処でどの様に出逢いがあるのか?
- 出逢いがあったところで、二人を育てながらどの様にパートナーとの時間を作るのか?
- 仕事、家事、育児、果たして違うところに目を向けるほどの余裕はあるのか?
一人の時と子供達が居るのとはだいぶ違う状況になります。
再婚という大きな目標に向かって小さな悩みや不安が沢山ありなかなか踏み出すことができなくなってしまいます。
子ども2人のシングルマザーにおすすめの婚活方法
では次に、子どもが2人いるシングルマザーにおすすめの婚活方法について見ていきましょう。さまざまな婚活方法がありますが、子どもが多いシングルマザーに向き・不向きはあるのでしょうか?
確実に再婚したいなら、結婚相談所一択
子どもが2人いるシングルマザーが「確実に再婚したい!」と望むなら、結婚相談所に登録するのがおすすめです。
結婚相談所はお金がかかるだけに、自分の再婚に対する覚悟ができます。
また、結婚相談所には、結婚に対して真剣な人たちが集まっています。その中から、ベテランのスタッフが条件などを見ながらマッチングを行い、お見合いのおぜん立てまでしてくれるので、出会える確率が格段に上がるのです。
そして何よりありがたいのが、お見合いのセッティングの際に、担当スタッフから相手方へ子どものことについても説明しておいてもらえることでしょう。子どもがいることやその人数について、事前にポジティブに紹介しておいてもらえる方が、相手の気持ちも肯定的になり、最初のデートもうまくいきやすくなります。
婚活アプリも全然アリ
婚活アプリをつかうことも、子どもの多いシングルマザーにとって有利といえます。
婚活アプリのいいところは、なんといっても手軽に登録でき、場所を選ばず、スキマ時間で婚活ができるということです。育児と仕事に追われ、なかなか婚活の時間が取れないシングルマザーでも、仕事の休憩時間や子どもたちの就寝後などの空いた時間をつかって、自分のプロフィールを編集したり、気になる人を探すことができます。
また、自分でプロフィールを作成するため、子どもがいることやその人数も、自分の好きな形で知らせることができます。婚活アプリでは、相手のプロフィールを読んだうえで連絡をとりあいます。シングルマザーであることを知ってもらった上で知り合えるので、効率よく婚活ができます。
» シングルマザーにおすすめの婚活アプリと、登録してはいけないアプリ
シンママに婚活パーティーは難しい?
婚活パーティーは、子どもの多いシングルマザーには、あまりおすすめできない婚活方法です。というのも、育児に追われながら子どもたちの預け先を確保し、婚活パーティーのためにスケジュール調整するのは並大抵のことではありません。当日になって子どもが具合を悪くする可能性もあります。
また、婚活パーティーには直接会えるメリットもあるものの、一人一人と話せる時間は限られており、子どもがいることを打ち明けたりしている間に時間切れ…なんてことにもなりかねません。
また、婚活パーティーではどうしても若い女性や未婚女性に人気が集中しやすく、シングルマザーの魅力をアピールするのにはやや不向きです。
それでも婚活パーティーにも参加してみたいという方は、バツイチやシングルマザー専用の婚活パーティーを選んだり、子連れOKの婚活イベントに参加するという手もあります。結婚相談所や婚活アプリと同時進行で、気楽に参加してみましょう。
子どもが2人いるシングルマザーの婚活のコツ
では、実際に婚活を行うとき、子どもが2人いるシングルマザーはどのような点に気を付ければいいのでしょうか?
子どもの人数は最初からオープンに
まず、子どもの人数は最初からオープンにしていきましょう。子どもの人数が多いことを気にして、最初は子どもの人数をごまかしたりする女性もいますが、これにはメリットはありません。いずれ言わなければならないことは、相手にも早目に伝えて、心の準備をしてもらうのが正解です。
再婚しても働くことを視野に入れる
子どもが2人いるシングルマザーの再婚確率を上げるには、経済的な安心感を確保することも重要です。再婚相手の経済的・心理的負担を小さくするためにも、結婚後も働くことを視野に入れておきましょう。
子どもと一緒に愛してくれる人を大切に
最後に、これは当然のことではありますが、子どもが何人いてもいい、と優しく受け入れて愛してくれる男性を大切にしてください。
再婚相手の希望や条件は色々とあると思いますが、子どもの多いシングルマザーにとって、「子供も一緒に受け入れて、あなたを愛してくれる」ということが、一番嬉しいことではないでしょうか。
子どもたちのことを含めて愛してくれる男性と出会えたら、将来を前向きに考えてみてもいいのではないでしょうか。
子どもが2人いるシングルマザーが再婚する際の注意点
とはいえ、子どもの人数が多くなればなるほど、子どもが1人のシングルマザーよりも再婚の条件は厳しくなっていきます。ここで、子どもが2人いるシングルマザーが再婚をする際の注意点を見てみましょう。
子どもの学費をどうするか
子どもの人数が増えることで一番の課題は、子どもにかかる教育費をどうするかということではないでしょうか。子どもを高校、大学まで通わせるには学費がかかり、学習塾や習い事に通わせるとなれば、それにも費用がかかります。こういった生活費以外で子どもにかかるお金というのは、子どもの成長と共に増えていきます。
再婚することで、補助金や支援が減少することも課題となります。シングルマザーでいる間は、行政の支援などもあり、子どもにかかるお金が少し抑えられます。しかし再婚することにより、子どもの保育料が上がったり、授業料免除や補助が受けにくくなることもあります。また、前夫から養育費をもらっていても、再婚をして再婚相手と子供が養子縁組をおこなった場合、養育費が減額されたり、免除される可能性があります。
ひとつひとつは少額に感じても、こうしたお金を合計すると、再婚をきっかけとして毎月数万円の支出が増えることになりかねません。
子どもの学費など、養育にかかるお金に関してどうするのか、再婚相手とも結婚前に相談しておくことが大切です。出費を抑えるように努力したり、公立の学校への進学や、大学に進学する場合は奨学金などを検討するとよいでしょう。
再婚相手との間に、新しく子どもを作るかどうか
再婚相手と新しく子どもを作るかどうかも、再婚前に考えておかなければならないポイントです。
再婚前に、再婚して新しく子どもを作りたいかどうか、自分の気持ちを考えておくことが大切です。
婚活と並行して出来る限りの準備を
子どもが2人いるシングルマザーが婚活をスムーズに進めるためには、婚活と並行して、自分で出来る限りの準備をしていくことが重要になってきます。
再婚相手が見つかってから考え始めるのでは、せっかくの再婚話も難しくなることもあるかもしれませんし、経済的な面など準備をする時間が足りないかもしれません。
子どもの人数を言い訳にしないためにも、再婚したいと思い始めた時点で、出来ることから準備をはじめるのをおすすめします。
まとめ
シングルマザーとして2人の子どもを女手一つで育てるということは、本当に大変なことです。けれども、そんな風に毎日一生懸命頑張っているあなたを魅力的だと思う男性は必ずいます。
子どもの人数が多いからといって、再婚をあきらめないでください。自分に合った方法で婚活を努力し、ぜひ子どもたちと一緒に幸せをつかみましょう。